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【グローバル進学04】英検準1級で獲得した英語力は「TOEFL iBT®」でどのように活用できる?

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準1級の勉強はTOEFL iBT®にも有効?

この春中3になる息子を持つ保護者です。息子は小6で英検2級をとり、中2で準1級に挑戦しましたが不合格でした。

現在、志望高校の自己推薦制度で進学を希望しているため、本人も「英語力をアピールするために中3の7月の検定で準1級を取得したい」と言っています。

高校に入ってからは、日本と海外の大学のいずれも狙えるようTOEFL iBT®を勉強していくつもりですが、準1級での勉強はどの程度役に立つのでしょうか?

息子としては、TOEFL iBT®の受験時間の長さや受験料の高さが英検の比ではないため、腰が引けているようですが…

(東京都・私立中学2年生の息子を持つ母)

試験形式は異なれど、準1級の英語力はTOEFL iBT®でも十分活かすことができます

■高校ではTOEFL iBT®を学ぼう

中学で英検準1級を取得し、高校に入ってからはTOEFL iBT®を…とお考えなのですね。

高校生活では、海外大で実施されるサマーキャンプに参加したり、海外の高校に留学したり、国際教育プログラムに挑戦してみたりと、中学の時よりもぐっと海外で学ぶチャンスが増えます。

こういった英語でオーガナイズされるプログラムはもちろん、海外大進学や海外大留学も視野に入れているようなら、実践的でアカデミックな英語力が獲得できるTOEFL iBT®Test対策になるべく早い段階でシフトすることをオススメします。

■TOEFL iBT®Testをオススメする理由

TOEFL iBT®Testをオススメするもっとも大きな理由は、TOEFL iBT®が「海外大で学べる英語力があるかどうか」を測定するために、世界中で採択されているテストだからです。

「海外大で学べる英語力」をもう少し具体的に言うと、「論文を読んでレポートを書く力」や「他人の意見を聞いて反論する力」など、英語4技能を統合的に使い、情報を処理し、自分の意見を発信していく力のことです。

TOEFL iBT®は、まさにこのような海外大で必要となる英語力を測定するために、問題が組み立てられています。

たとえば、TOEFL iBT®TestのReadingで出題される文章は、物理学、環境学など、大学で学ぶ学問が題材になっていますし、Listeningの題材は大学内で繰り広げられる会話か、講義のどちらかです。WritingとSpeakingでも、いかに論理的に意見を組み立てられるかを重点的に採点されます。

このような問題構成になっているからこそ、TOEFL iBT®Testで高得点を取ることは、海外大で学ぶ十分なスキルがあることの証明になります。世界中の大学や高等教育機関がTOEFL iBT®Testのスコアの提出を課している理由には、このような背景があるんですね。

だからこそ、英検準1級の英語力があるのであれば、つぎの目標としてTOEFL iBT®Testの対策を始めるべきなのです。

■英検準1級はTOEFL iBT®にも活かせる

TOEFL iBT®は約4時間のテストで、これまでに体験したことのない長さと難しさかもしれませんが、英検準1級の学習で得られた英語力はもちろん活かすことができます。

たとえば語彙数。準1級合格には約7000語が必要と言われており、TOEFL iBT®では約1万語が必要と言われています。中学校での必修が1500語程度、高校での必修が3000語程度であることを考えると、準1級レベルの語彙力があることはかなりのアドバンテージです。

また、Readingでは英検のセクション「3」の長文読解であったり、自分の意見を書かせるWritingなど、似ているところもあります。

ただし、Reading、ListeningともにTOEFL iBT®では英検よりも長い文章が出題されるため、瞬時に内容を理解していく能力がより求められます。Writingでも約30分で300語~350語程度のエッセイを書く必要があるので、準1級よりも難しくなることがわかると思います。

TOEFL iBT®で高得点を取るためには、問題を解くためのコツやテクニックの習得はもちろん、WritingやSpeakingの回答を他人に評価してもらうことも必要です。自分で練習問題を解いていくことに加えて、どこかのタイミングで塾などに通い、戦略的に習得したほうがいいかもしれせん。

■まずは80点を目指してみよう

今後のスケジュールとしては、中3の後半期にTOEFL iBT®Testを1回受験し、目指す点数と自分の実力との差を確認しておきましょう。そして、TOEFL iBT®対策をスタートし、高1の終わりに80点程度の取得を目標にすることで、海外トップ大も視野に入ってきます。

英語を「検定試験のため」ではなく、自分の「未来のため」「社会で活躍するため」に必要だと自覚して挑んでいくとき、TOEFL iBT®の勉強がグローバルに活躍するための英語力を効果的に引き上げてくれるはずです。

TOEFL iBT®を武器に、未来を切り拓く——そんな心意気で挑戦してみてはいかがでしょうか。

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回答者/辻村慎乃介さん(ベネッセコーポレーション英語・グローバル事業開発部グローバルラーニング課)

自身の英語学習や留学経験を活かし、英語学習カウンセラーとして1万件以上のカウンセリングを担当。現在は、「Global Learning Center」(GLC)で海外大や国内国際系大学受験のための出願指導を行っています。

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