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【スイス公文学園高等部】3割が海外大学に進学…スイス唯一の日本人向けボーディングスクールの3年間が促す成長とは?

2016.12.26


スイスにある日本人のための学校

いまでこそ英語で授業を行い、海外大学も目指せるグローバルな教育に力を入れる一条校※が増えていますが、26年も前の1990年、スイスにグローバル教育を軸とした日本人のための全寮制スクールが開学したことはご存知でしょうか。

※学校教育法第1条に規定されている「学校」

今回は、小規模ながらとても豊かな、そしてほかにはどこにもないユニークな存在である「スイス公文学園高等部」(Kumon Leysin Academy of Switzerland、KLAS)を紹介します。

KLASがあるのは、スイスの玄関口「ジュネーブ国際空港」から電車を乗り継ぐこと2時間30分、豊かな自然と素朴な雰囲気が魅力の「レザン」という山岳リゾート地。

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標高1300メートル、日本の菅平高原(長野県)と同じ高さにあるため、夏はヨーロッパ各地から人々が訪れる避暑地として、冬は国際大会も開催されるスキーリゾートとして知られています。

KLASは、その名が示すとおり「学校法人公文学園」が設立した学校。日本事務局は「公文国際学園中等部・高等部」(横浜市)内に置かれています。

KLASは、その名が示すとおり「学校法人公文学園」が設立した学校。日本事務局は「公文国際学園中等部・高等部」(横浜市)内に置かれています。

グローバルな素養を高める3年間

KLASは、2016年5月に第24期生62名を送り出し、すでに約1300名もの卒業生が羽ばたいている、世界に8校ある私立の在外教育機関※のひとつ。

※「早稲田渋谷シンガポール校」、「立教英国学院」など世界各地に8校ある

卒業生は日本の大学入学資格が得られるほか、約3割の生徒が海外大学へ進学しています。

そう、KLASの魅力は、卒業までの3年間で英語圏の大学で学べる英語力と知力が身につけられること。同時に、「公文式学習」(英語、国語、数学)を導入しているのも同校ならではの特色です。

とはいえ、KLASは、グローバルリーダーやエリート育成に特化した学校ではありません。

教育方針は、スイスの立地と多文化を特長とする環境を生かし、異文化に直接触れる体験や交流を通して国際感覚を育むこと。そして、生徒ひとり一人の可能性を信じ、生活全般において人間的成長にフォーカスすることで、グローバルな視点に立って思考し行動できる人を育成することを理念としています。

1995年からKALSが毎年4月に発表している、英語ミュージカル。オーディションで選ばれた生徒のみが舞台に立つことができる青春の一幕。

1995年からKALSが毎年4月に発表している、英語ミュージカル。オーディションで選ばれた生徒のみが舞台に立つことができる青春の一幕。

入学してくるのは、日本の普通の中学校を卒業した子どもたち。際立って英語力が高いとか、海外大学進学への意欲が強い生徒ではないそう。

そんな中学生が、3年後の卒業時には自ら志望した海外大学を、アカデミックにも通用する実践的な英語力で突破する。そんな成長が期待できる学校なのです。

日本の高校では得難いものとは?

KLASで過ごす3年間は、とても贅沢な時間といえます。

スイスというグローバルな教育にベストな立地、多国籍な教師陣による少人数教育、年3回以上あるスタディツアー、ヨーロッパの提携校とのエクスチェンジプログラム、模擬国連に参加する機会もあります。

 【キャプ】毎年1月に、オランダ・ハーグで開催される模擬国連。世界200校の学校から3000人以上の生徒が参加する最大規模の国際会議で、5日間をかけて議論します。


毎年1月に、オランダ・ハーグで開催される模擬国連。世界200校の学校から3000人以上の生徒が参加する最大規模の国際会議で、5日間をかけて議論します。

これらの豊かなリソースを享受できるKLASを検討する際、高校の3年間を「なぜ海外の全寮制スクールで過ごすのか」について考えることになるでしょう。

親ならば誰しも、多感で柔軟、そして純粋な高校時代には、さまざまな体験や発見を通じて将来の夢を描き、目標を定める時間にしてほしいと願っています。

そんな思いで日本の高校生活を見渡してみると、均一化した価値観のなかで、世界の多様性のなかから思考したり、自分のさまざまな可能性を発見する体験をいかに獲得するか。なかなか難しい現実と向き合うことになります。

だからこそ、大学に進むまえに海外のボーディングスクールを選択することで、世界に目を向け、意欲や主体性、自立性を育むための時間と環境を整えてあげたい——

そんな思いで、KLASに子どもを入学させる保護者も多いそうです。

3年間の学校生活を通じて、それまで世界に目が向いていなかった子どもも、ともに生活した先輩たちが海外大学に進学する姿を目の当たりにし、自分にもできると考えるようになるのは自然なことなのかもしれません。

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ただ、KLASのコストは、授業料や渡航費なども含めると3年間で約1800万円。

誰もが通えるわけではありませんが、かけがえのない3年間のためにと祖父母が支援するケースもあるそうです。また、優秀な生徒には奨学金制度※も用意しているので、KLASで得られる体験や学びに見合うコストなのか、じっくりプランニングしてみるといいかもしれません。

※12月入試受験生で人物・成績ともに優秀と認められた生徒4名に年100万円および2500スイスフラン(約28万円)、3名に年7500スイスフラン(約84万円)を支給

強い友情の絆を育む寮生活

KLASでの生活は、どのようなものなのでしょうか。

レザンは人口4000人ほどの小さな静かな村ですが、学校から徒歩10分ほどの中心部には郵便局やスーパーマーケットも2軒あり、生活必需品を購入することができます。

平日は、レザンのエリア内であれば生徒の外出は自由で、土日も許可を取れば遠方に外出することが可能。

KLASでの公用語は、英語。食事や生活の快適さは、男女各寮に常駐する日本人の寮父・寮母、そして10ヵ国からの多国籍なスタッフ約20名により支えられています。

KLASは、5棟のスイス風ロッジからなり、4階建ての校舎が2棟、寮が3棟(地下1階地上5階建て)。寮には生徒たちの部屋のほか、ラウンジやレクレーションルーム、ジャグジーなどの共有スペースを備えています。

寮を背景に、仲間でギターのセッション。目の前に広がる絶景もすばらしい!

寮を背景に、仲間でギターのセッション。目の前に広がる絶景もすばらしい!

授業は週5日制、1日7時限(1コマ50分)。7時に起床し、カフェテリアでみんなで朝食をとり、8時に授業がスタート。

ランチはメインディッシュが2種類からえらべ、フルーツやデザートも。夕食は、17時45分からおよそ1時間。仲間とテーブルを囲んで楽しみます。

ランチはメインディッシュが2種類からえらべ、フルーツやデザートも。夕食は、17時45分からおよそ1時間。仲間とテーブルを囲んで楽しみます。

寮は3~4人部屋で、10年生(高1生)から12年生(高3生)までが混在しながら共同生活を送ります。

男子寮の部屋。窓からは、自然豊かな四季の移り変わりを日々感じることができます。

男子寮の部屋。窓からは、自然豊かな四季の移り変わりを日々感じることができます。

起床から食事、入浴、就寝(22時30分)まで、家族同様たくさんの時間を共有するため、同級生や同室のメンバーとは兄弟姉妹以上に強い絆が育まれることもめずらしくないそう。これはボーディングスクールならではの醍醐味ですね。

レクレーションルームのソファでくつろぐ生徒たち。レザンには美容室もありますが、ほとんどの生徒はお互いに髪をカットしあうそう。親密さが伺われますね。

レクレーションルームのソファでくつろぐ生徒たち。レザンには美容室もありますが、ほとんどの生徒はお互いに髪をカットしあうそう。親密さが伺われますね。

教師1名に生徒5名の少人数教育

KLASでは、少人数教育できめ細やかなサポートが受けられるのも大きな特長(1学年3クラス制、1クラス20名)。

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生徒数は、3学年で男子74名、女子73名。教員は日本人が12名、英語を母語とするアメリカやイギリス、ニュージーランド、スイスなど6ヵ国からの教員が17名(2016年12月現在)。

じつに生徒5名に教師ひとりが寄り添い、将来を見据えた選択ができるよう親身に指導します。

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海外大学への進学を希望する場合は、11年生(高2)でアメリカやイギリスの大学入試制度について基本的な情報をシェアし、12年生の夏には「SAP」(Summer Abroad Program)というアメリカやカナダ、イギリスなどの大学で行われるサマープログラムに参加し、大学進学に備えます。

日本の大学への進学する場合留意すべきは、KLASの卒業時期が5月であるということ。

国際教養系学部などでは秋期入学を認めている大学以外は、翌年4月入学に向け受験の準備をすることになります。

卒業後、多くの生徒は予備校に通ったり自宅学習で受験に備えますが、KLASも引き続き情報提供や必要書類の整備、出願手続きといったサポートをしてくれるそうです。

保護者とのコミュニケーションは、成績証が年5回送付されるほか、メールや電話による相談も随時受け付けています。

また、冬季休業を利用して日本に帰国した教師と保護者との面談が毎年12月に横浜で行われるほか、2、3ヵ月に1度東京と大阪の2ヵ所で行われる保護者会で、さまざまな進路情報を共有しているそうです。

まだ間に合う2017年度入試

駆け足で紹介してきた「スイス公文学園高等部」ですが、2017年度入学の第1学年の2月入試、3月入試の出願を1月から3月にかけて受け付けます。

対象は、2017年3月31日の時点で中学を卒業している生徒。

2月入試は2017年2月5日(日)、3月入試は3月5日(日)に実施。試験会場は、横浜(公文国際学園中等部・高等部)となります。

入学時期は7月ですが、渡航前には生徒・保護者向けのオリエンテーションや説明会を実施するので、安心して渡航することができます。

入学が決まった生徒は、4月から渡航までは指定テキスト・教材等での学習を行い、学習のペースを整えてからKLASでの生活に挑みます。

くわしくは、「スイス公文学園高等部」公式サイトで確認を。

【「スイス公文学園高等部」2017年度2月入試、3月入試】

  • 問い合わせ先:スイス公文学園高等部 日本事務局
  • 住所:Route de Versmont 6, CH-1854 Leysin, Switzerland
  • 日程:2月入試/2017年2月5日(日)、3月入試/3月5日(日)
  • 会場:横浜(公文国際学園中等部・高等部)
  • 対象:2017年3月31日の時点で、1)日本国内の中学校を卒業している、2)在外教育施設の中等部の課程を修了している、3)校長が1に相当すると認める外国の教育制度に基づく学校の課程を修了している など
  • 入学時期:2017年7月10日(月)※渡航は7月8日
  • 試験内容:学科試験(国語・数学・英語、リスニング含む)、面接(ひとり10分程度)、出願書類
  • 出願料:3万円
  • 出願期間: 2月入試/ 1月24日〜2月2日、3月入試/2月21日〜3月2日
  • 結果発表: 2月入試/2月7日、 3月入試/3月7日(メールもしくは文書にて)

◎提供:スイス公文学園高等部

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