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【トビタテ!教員プロジェクト】在外教育施設で「グローバル教員」を育成する取り組みが始動

2017.09.15


教員こそグローバル化の最前線へ

「文部科学省」は、教員のグローバル化を推進する取り組み「トビタテ!教員プロジェクト」を、2017年8月に始動しました。

グローバル人材の育成に向けて次期学習指導要領は大きく変わりますが、「教員自身がグローバル化しなくては!」という観点から、このプロジェクトでは、在外教育施設に派遣している教員を対象に戦略的な「グローバル教員」の育成を目指していくそうです。

トビタテ教員

日本人学校や補習授業校などの在外教育施設は世界50ヵ国以上にあり、約4万人の小中学生に対して、日本から派遣された1300名近い先生が、国内と同様のさまざまな教育カリキュラムを行なっています。

ただ、派遣される先生の数はここ10年減少しており、本来は国内の学校と比べ8割の教員を確保すべきところ、現状では7割程度しか確保されておらず、教育の質の低下も危惧されています。

派遣教員は、赴任国の就労ビザの有効期間や課税などの制約があるほか、派遣元の教育委員会の許可を得る必要があり、任期は原則2年間(評価に応じて最長2年の延長可)。3〜4年ごとにすべての教員が入れ替えとなることから、安定した施設運営には困難な要因となっています。

このように教員派遣には課題も多い現状ですが、優秀な教員が積極的に在外教育施設への勤務を希望し、帰国後もグローバル教育におけるロールモデルとしての役割を果たす等の好循環を築くため、在外教育施設における活動の可視化を図り、その積極的な評価を行い、教員のキャリアパスとしての向上を図ることの重要性が、文科省の「在外教育施設グローバル人材育成強化戦略」(2016年5月)にまとめられています。

グローバル教員が活躍できる社会に

「トビタテ!教員プロジェクト」という名称は、高校生や大学生等を対象とした「トビタテ!留学JAPAN」と同様に、派遣教員もグローバルリーダーとしての成長、留学中における日本発信や帰国後の伝道者と期待されていることからつけられたそうです。

グローバル教員は、学校のグローバル化の推進、地域における国際交流の推進、小学校英語教育早期化・教科化に対応する英語教育リーダーの育成、増大する外国人児童生徒などへの対応強化など、さらにグローバル化していく日本の教育現場でさまざまな活躍が期待されています。

トビタテ教員2

「トビタテ!教員プロジェクト」は、まずは8月25日にキックオフイベントが行われ、全国から帰国教員50名が参加したほか、14名が体験談やこれからのビジョンを発表した「帰国教員交流会」も開催。

2018年度以降は、帰国教員を積極的に活用するためのネットワークを構築したり(帰国児童生徒ネットワークも別途構築予定)、優秀な帰国教員の表彰、若手教員育成のためのセミナーも開催予定となっています。

海外で暮らす日本人の子どもたちのために尽力している先生たちが正当に評価され、国内外で活躍する場が広がることが期待できる本プロジェクト。

たくさんの先生が意欲的に海外に飛び立てるしくみが、早急に整うことが望まれますね。

文科省「海外子女教育情報」

【トビタテ!教員プロジェクト】

  • 主催:文部科学省
  • 始動:2017年8月
  • 対象:在外教育施設に派遣している教員

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