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【特集】英語以前に必要となる力とは? ICUも動き始めた「探究型早期グローバル教育」の試み

2015.11.13

基礎学習+探究型学習の効果

TCSでは、小学生に必要とされる読み書き・計算など、学習や日常生活の基礎を身につけるための基礎学習のほか、今回のような概念を探究する「テーマ学習」を軸としたカリキュラムを行っている。

カリキュラムは、TCSが実践を重ねながら開発したオリジナルだ。そもそも久保氏は、探究型学習をベースとした教育メソッドの研究開発を行う「探究型教育のプロ」。

日本各地の有名私立小学校などでグローバル教育カリキュラムの導入支援を行うほか、国際バカロレア(IB)にも精通しており、当初は初等教育プログラム「PYP」の導入を検討した時期もあった。

しかし、IBを採用するには教科や先生に関する要件などガイドラインに沿わねばならず、TCSの方針と異なる一面もあることから、IB校になるのではなく、試行錯誤と世界最先端の理論や実践例からの知見を融合し、独自のカリキュラムを開発するに至った。

探究のテーマで学ぶのは、自主自律、意思表現、社会寄与、共存共生、万象究理、時空因縁という6つの領域。

年間6つの探究領域を、6年間繰り返し体系的に学んでいく。

年間6つの探究領域を、6年間繰り返し体系的に学んでいく。

子どもたちの基礎学力は、漢字チャンピオン(テスト)と算数の確認テストでのみ測っているが、小学生という枠組みに捉われることなく本質的な学びを繰り返すことで、卒業時には中堅私立中学校に合格できるくらいの学力が身についている子も多い。

卒業後は、公立中に進学する子もいれば私立を選ぶ子もいるが、国立や他のオルタナティブスクールを選んだ子もいるそうだ。

クタクタになりながらも健やかな子どもたち

2015年10月現在、全校で在籍している子どもは28名と徹底した少人数制なので(※1学年定員は9名)、子どもたちは息を抜くことなく大人たちと真剣に向かい合わざるを得ない。そして、週に2回は1200メートル走にも全員参加するなど、これでは毎日心身クタクタになるはずだ。

それでも、休み時間には高学年も思い切り遊ぶし、歌もうたえば踊り出す子もいる。子どもらしい健やかさは健在だ。とくに、男子も平気で下ネタを口にするなどおバカエネルギーが保たれているのは、男の子が育てにくい現代において貴重な空間といえる。

2016年に英語で学ぶプレがオープン

そんなTCSでは、開校から12年目にして、2016年度から英語メインで学ぶ「プレ初等部」を開設する。対象は4才児(年中)と5才児(年長)で、定員は6名(※2016年度のみ3才児も受け入れる)。初等部と同じ中野の校舎内に教室を設ける。

プレ初等部の説明会のイベントに参加した子どもたち。

プレ初等部の説明会のイベントに参加した子どもたち。

現在、初等部でも週2〜3時間英語の授業を実施しており、子どもたちは多少英語を話したり理解することはできる。しかし、探究のプロセスでインタビューやリサーチなどを行う際、グローバル化した社会では英語が使えないと限られたリソースからしか情報を得ることができない。

そこで、プレ初等部では英語で探究カリキュラムに取り組める子どもを育み、初等部に進学した際3分の1程度英語ができる子が在籍することで、全体の英語力を引き上げたいとしている。

また、初等部でも来年度から英語カリキュラムをより実践的な内容に変更していくことで、みんなが英語でプレゼンできるレベルを目指していくそうだ。

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