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【特集】英語以前に必要となる力とは? ICUも動き始めた「探究型早期グローバル教育」の試み

2015.11.13


ICUも小中学生対象の探究型講座をスタート

「小学生、中学生にこそクリティカルシンキングを」と、日本のリベラルアーツの草分け「国際基督教大学」(ICU)も、探究型プログラムの実施へと動き始めた。

探究型プログラム「ICU キッズ・カレッジ」がスタートしたのは、2015年8月だ。当初は小学4年生〜6年生を対象に、夏休み終盤の3日間に渡り自然科学分野のプログラムを計5 講座開講。9月以降は、3ヵ月単位で外国語、数学などさまざまな分野をテーマに、毎月土曜日に2〜3回開講している。

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もともとICUでは、2010年から小学生向け「子ども科学教室」、12年からは夏休みに5日間の宿泊型「ジュニアキャンパス・キャンプ」を開催するなど、キッズ・カレッジ開催への布石は打たれていた。

仕掛人でもある同大学の岡村秀樹上級准教授は「変化が激しいこれからの時代にこそ、子どもたちにもリベラルアーツが必要となる」と、全学的に賛同を得るべく奔走し、開講にこぎつけた。

子どもたちに「可能性」の種をまく

対象としているのは、小学4年生から中学3年生までの子どもたちとその保護者で、定員は各回30名ほど。1講座2時間の授業か、あるいは1講座を1時間ずつ合計2時間2講座という時間割で構成されている。

講座の内容はそれぞれ異なっているが、いずれの回もICUで教鞭をとる教員が、学生たちに行っているリベラルアーツの考えに基づいたアカデミックな内容を子ども向けにアレンジ。講義や実験に合わせて、ディスカッションや発表を取り入れるという流れはそのままに、効果的に収まるよう工夫されている。

「子どもたちにリベラルアーツを教えるのはまったく新しい試みで、日本のどこを探してもない」と岡村上級准教授は胸を張る。それもそのはず、ICUにおける60年を超えるリベラルアーツの実践は簡単にはマネできない知の蓄積だ。

キッズ・カレッジで扱う内容はさまざまだが、たとえば生物学と環境研究を専門とする教員は「DNA」について教える。「みんな、『DNA』食べたことある?」という問いかけに子どもたちの目が輝く。

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白衣を身につけた子どもたちは、DNAを取り出しやすくするために、すりつぶした野菜に食塩水を混ぜて漉したり、用意されたチューブに移したり。最終的に白くてふわふわした状態の「DNA」が取り出されると、それを自分の目でじっくりと観察。すると、野菜によっては見えにくいDNAもある。

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