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【グローバル進学06】TOEFL®で高得点をとれば東大や京大にも入りやすくなるってホント?

2017.03.17


ベネッセ画像作成_ol

どのくらいのTOEFL®スコアが必要?

このところ、受験情報サイトなどをチェックしていると、英語4技能テストのスコアや資格が大学の出願資格になっていたり、英語試験が免除されたりと、活用できる場面がかなり増えているなと感じています。

とくに、TOEFL®は国立の難関大学でも採用されることが多いようですが、TOEFL iBT®で高得点を取れば東大や京大にも入りやすくなるのでしょうか? その場合、目安となる点数も教えてください。

(大阪府・府立高に進学予定の新高1女子)

東大医学部が求めているのは100点。英検2級の人でも2年あれば到達可能なスコアです

■ニーズが高まる「英語力」のある学生

質問に答える前に、少し背景の話をします。

グローバル化が進むなか、日本の国際競争力を高める——これは昨今の日本の大きな課題であり、日本の教育を担う文科省においてもグローバルな人材の育成は早急に達成すべき目標となっています。

そのため、日本の大学から世界トップ大学輩出を目指す「スーパーグローバル大学」に多額の補助金を出したり、「トビタテ!留学JAPAN」で1万人もの留学生を送り出したり、全国の高校200校を目標に「国際バカロレア」導入を進めるなど、さまざまな施策が進められています。

なかでも、2020年に向けた「大学入試改革」では、学生の多様性を確保するべく、従来のテスト入試からAO入試や推薦入試のような総合的かつ多面的評価へと移り変ってきています。その中で、世界中の学生と学ぶため、研究成果を世界に発信するため、「英語力」を持った生徒が高く評価されています。

■「英語4技能テスト」で評価される英語力

私立大学はもとより、最近では国公立でもAO入試や推薦入試を導入する大学が増えてきていますが、英語力は、TOEFL iBT®や英検などの「英語4技能テスト」で評価するケースが一般的となっています。

東大

下記は、AO入試・推薦入試で必要とされるTOEFL iBT®の参考スコアです(他の英語4技能テストも活用可能な場合もあり)。

  • 東京大学「推薦入試」… 薬学部・医学部/100点以上 ※その他学部でもスコア提出を推奨
  • 京都大学「特色入試」… 医学部/83点以上、薬学部/75点以上 ※農学部/資源生物科学科・食品生物科学科はスコア提出必須
  • 大阪大学「世界適塾AO・推薦入試」… 医学部・歯学部/80点以上、法学部/79点以上 ※文学部・人間科学部・外国語学部・経済学部はスコア提出必須
  • 国際教養大学「一般入試」…71点以上でセンター試験の英語科目を満点換算
  • 首都大学東京「グローバル人材育成入試」…都市教養学部/64点以上
  • 神戸市外国語大学「推薦入試」…68点以上

2020年の入試改革に向け、このような入試形態はますます増えていくため、英語力が高ければそれだけ「チャンスも広がる」ことになります。

■TOEFL®の必勝スコアと準備時間

これらの推薦・AO入試で合格するためには、どの程度のTOEFL iBT®スコアが必要で、準備にはどのくらい時間がかかるのでしょうか? ポイントは2つ。

  1. 各大学が出願要件のスコアを定めている場合、合格にはプラス10点以上を準備しておきたい
  2. 早期からの対策が必須

まず1.ですが、これまで合格している先輩の状況を見てみると、各大学が定めている出願要件のスコアより+10点程度取っている人が多いことが特徴です。基準に達したからと言って気を抜かず、より高みを目指すことが合格の秘訣といえます。

そして2.にもあるとおり、TOEFL®は早期からの対策がとても大切。TOEFL iBT®で5点上げるには、100時間の学習(学校の授業含む)が必要だと言われているからです。

たとえば、現時点で英検2級(TOEFL iBT®40点に相当)を持っている人が、100点を目指すケースを試算してみると…

  • 伸ばさなくてはならないスコア…100点-40点=60点
  • 必要な学習時間…60点伸ばすには1200時間(5点伸ばすのに100時間必要)
  • 2年間で100点に到達…月50時間、週12.5時間の勉強が必要

1週間12.5時間の英語学習を2年間積み重ねていくことで、かならずや大きな成果となって返ってきます。

TOEFL iBT®で100点あれば、国内外のトップ大学の出願条件はおおむねクリアできるでしょう。

なお、大学在学中に交換留学を考えている人も、ほとんどのケースでTOEFL iBT®もしくはIELTSのスコアが求められるので、高スコアをとっておくことで有利に働くと思います。

■推薦・AO入試で求められる学生とは

最後に、これからの推薦・AO入試で求められる学生像についてもう少し考えてみたいと思います。

大学により入試形態は異なれど、求められる学生にはいくつかの共通点があります。

  1. 積極的、かつ主体的に行動する力を持っていること
  2. 既存の価値観に留まらない、多様な価値観やスキルを持っていること
  3. 高校までの学業をしっかり行っていること
  4. 世界で活躍できる語学力があること

——ちょっとレベルが高過ぎる…? ならば、かみ砕いて考えてみることで、求められる要素が具体的にわかってくると思います。

1.積極的、かつ主体的に行動する力を持っている
→課外活動などでどのようなことをしてきたのか、どのような成果を出したのか

2.既存の価値観に留まらない、多様な価値観、スキルを持っている
→どのような興味・関心があり、どのような経験をしてきたのか

3.高校までの学業をしっかり行っている
→大学で発展的な内容を学ぶだけの学力の素地があるか

4.世界で活躍できる語学力がある
→英語で学習するのに困らない語学力があるか

新高1生ならば時間はまだまだあるように思えますが、早期から計画を立てて取り組むことが合格への第一歩。

いますぐにでもスタートを切って、着実に実力をつけていってくださいね!

編集部のCheck Point

今後さらに拡大していくAO入試・推薦入試では、グループディスカッションや個別面接を設けている大学も少なくありません。

こういった場面で必要となる「問題発見能力」「課題設定能力」「コミュニケーション能力」は、学校ではなかなか身につけることはできませんが、GLCの「TOEFL iBT®対策講座」なら、英語力とともに養っていくこともできるそう。

英語力を味方につければ、未来の可能性も大きく広がっていきます。周到に準備して、大学入試改革を「チャンス」に変えてくださいね!

GLC「2017年春講座」

回答者/辻村慎乃介さん(ベネッセコーポレーション英語・グローバル事業開発部グローバルラーニング課)

自身の英語学習や留学経験を活かし、英語学習カウンセラーとして1万件以上のカウンセリングを担当。現在は、「Global Learning Center」(GLC)で海外大や国内国際系大学受験のための出願指導を行っています。

提供○Global Learning Center
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