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進路担当の先生が選ぶベスト10大学は…?
携帯サイト「教育進学総合研究所」は、「グローバル教育に力を入れている大学ランキング2015」を、2015年10月8日に配信しました。
大学事情にくわしいエキスパートとして、全国の進学校2000校の進路指導担当の先生にアンケートを実施。
アンケートでは項目ごとに5つの大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次点を4ポイント、3番目を3ポイント、4番目を2ポイント、5番目を1ポイントとして集計したそうです。
ランキングは下記のとおり。なお、2014年は「国際化教育に力を入れている大学ランキング」として同様のアンケートを実施しているので、そちらのポイントも入れています。
- 1位…→国際教養大学・785ポイント/14年・1位・853ポイント(秋田秋田市)
- 2位…↑上智大学・399ポイント/14年・3位・363ポイント(東京・千代田区)
- 3位…↓国際基督教大学・359ポイント/14年・2位・384ポイント(東京・三鷹市)
- 4位…↑立教大学・201ポイント/14年・7位・89ポイント(東京・豊島区)
- 4位…↑早稲田大学・201ポイント/14年・5位・220ポイント(東京・新宿区)
- 6位…↓立命館アジア太平洋大学・153ポイント/14年・4位・225ポイント(大分別府市)
- 7位…-関西学院大学・138ポイント/14年度・ランク外(兵庫県西宮市)
- 8位…↑東京大学・138ポイント/14年・9位・78ポイント(東京・文京区)
- 8位…→立命館大学・115ポイント/14年・8位・82ポイント(京都京都市)
- 10位…-神田外語大学・80ポイント/14年・ランク外(千葉県千葉市)
今回の顔ぶれは、神田外語大学をのぞく9大学が「スーパーグローバル大学」(SGU)に指定されています。
なお、昨年6位でSUGに選出されている東京外国語大学、10位のSGUに申請したものの選出されなかった同志社大学はランク外という結果となりました。
1位は定評のある国際教養大学
14年よりもポイントを70ほど減らしながらも、2位に倍のポイント差でダントツ1位となったのは、国際教養大学。
04年に開学した国際教養大学は、国際教養学部のみの単科大学。授業はすべて英語で行われ、在学中に1年間の留学が必須。1年次には、全学生が外国人留学生と一緒に寮生活を送ります。
その他のアンケートでは、「小規模だが評価できる大学」でも1位。「面倒見がいい大学」「教育力が高い大学」「入学後生徒を伸ばしてくれる大学」で4位、「生徒に勧めたい大学」6位、「就職に力を入れている大学」「改革に力を入れている大学」で12位にランクイン。
公立大学としては、もっとも高く評価されているそうです。
さらに、国際系学部全体で実就職率94.1パーセントとこちらもトップとなり、世界的に有名な日本のメーカーや商社などへの就職者が目立っているそうです。
学生たちが留学を通じて、世界で日本の技術力が高く評価されていると実感することが要因となっているとのこと。
立教と関学が躍進
2位と3位は、昨年と順位が入れ替わりながらもさほどポイント数が変らなかった、上智大学と国際基督教大学がランクイン。
昨年よりも倍以上のポイントを獲得し、4位に入ったのが立教大学。
立教は、14年5月に公表した国際化戦略「Rikkyo Global 24」で全学でグローバル化を推進。
16年度秋季入試より新設2コースで「国際コース選抜入試」、16年度よりGTECやTEAPなどを活用した一般入試「グローバル方式」を導入するなどの取り組みも評価されたのかと思われます。
【関連記事】立教、16年度秋季入試より新設2コースで「国際コース選抜入試」実施
立命館アジア太平洋大学は、昨年4位より70ポイントほど減らして6位にランクイン。
7位は、関西学院大学がランク外からイン。
14年度から「グローバル入試」を実施しており、16年度より全学部で外部英語検定試験を出願資格とする「センター利用入試」を導入します。
【関連記事】関学が外部英語検定試験を出願資格とする「センター利用入試」導入
東京大学は、9位だった昨年より60ポイントほどあげて7位にランクイン。
14年秋から理学部での全英語プログラムがスタートし、16年度からはグローバルリーダー育成プログラムもスタートするなどの取り組みに期待が集まっています。
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【グローバル教育に力を入れている大学ランキング】
- 調査:教育進学総合研究所
- 発表:2015年10月8日
- 調査対象:全国の進学校2000校の進路指導教諭
- 調査方法:アンケート