【わが家の学び道03】子どもの可能性が開花!モンテッソーリ園「子どもの家」(東京・下丸子)

モンテッソーリ教育を考える

「子どもにモンテッソーリ教育を」と考えた場合、その後の小学校での生活を想定すると、モンテッソーリの教具など一部を取り入れている集団保育(一斉保育)の幼稚園、保育園を選びがちではないだろうか?

自分で興味のあることに没頭できる環境が約束され、それにより集中できる子どもに育つモンテッソーリ教育はとても魅力的だ。

しかし、ほとんどの小学校では授業は決まったカリュキュラムをじっと座って聞くスタイル。一斉保育で事前に慣れさせておきたいのが正直なところだ。

今回見学してみて、もし幼児期をモンテッソーリ教育でと考えるのなら、「子どもの家」のようなしっかりとした理念を実践している施設を選ぶといいと思った。

モンテッソーリ教育は、一部だけを切り取って見学すると誤解を受けやすい。とくに、「線上歩行」などがそうだ(私も前後のカリュキュラムを見学しているからこそ、緊張して集中する時間が必要、と理解できた)。

子どもたちも、一斉保育が混在していると「自分のしたいことをしていい時間があるのに、なぜいまは静かにお話を聞かなくてはいけないの?」と混乱しそう。

ここでは、カリュキュラムだけでなく先生の対応も一貫していて、午後の自由活動でオモチャを広げ、笑い声をあげても「静かにしましょう」と注意することはなかった。

モンテッソーリでは、先生は「教える人ではなく、子どもを観察し自主活動を援助する人的環境要素」。私なら思わず叱ってしまいそう。

もう一点、静かに座ってお仕事をするのは「男の子に向いているのか?」ということ。とくにわが子は野性的。

これについて伺ってみると、「男の子も手先を使う作業は好きで集中できる」。

迷えば先生が興味を持ちそうな仕事を勧めてくれるそうなので、「男の子だから」と選択肢から外してしまうのはもったいない。

気になったのは、こちらの施設には園庭がないので(そのため認可外保育所の扱い)、室内で作業をすることが多い(体育の日はホールで運動を行う。多摩川までお散歩に行くこともあるそう)。

そのため、なるべく降園後は公園で遊び、スポーツ系の習い事をして補ってもらうようお願いしているとのことだ。

運動量では幼稚園や保育園のほうが勝るものの、包丁を使う作業や縫物の経験はひとり暮らしや家庭を持ったときプラスになることは間違いない。

オルタナティブ教育が注目される理由

最後に、モンテッソーリ等のオルタナティブ教育が注目を浴びているのはなぜかを考えてみた。

私の答えは、親の世代が「ゆとり教育」が失敗したのを目の当たりにしたからだろう。

大学にはいるのにAO入試などなく、ひたすら暗記して大学に入学し、卒業してみたら超就職氷河期。少し遅く生まれたかったと思った時期もあったけど、いまになればこれでよかったと思う。

必死に暗記した日本史は、大河ドラマを理解するのに役立っているし、「ゆとり教育」の内容はイマイチだったが、方向は間違っていないとも思う。

幼いころはいろんなことに興味を持ち、基礎ができたら勉強をはじめるほうがいいと思うからだ。

よし! やっぱりモンテッソーリに入園させるぞ。

…と思ってみても、親が根気よく子どもの「やりたい」に付き合ってあげることも大事と聞き、「はやくはやく」が口癖の私にはハードルがすごく高いことに気付くのだった…


【日本モンテッソーリ教育綜合研究所附属「子どもの家」幼児部】

  • 住所:東京都大田区千鳥3-25-5千鳥町ビル
  • 対象:2歳半〜5才
  • 保育日:週5日制、3学期制(月火木金は9時半〜14時、水は9時半〜12時)
  • 休園日:土日祝、職員研修日、夏休み、冬休み、春休み、行事による振替休日
  • 入学金:20万5200円
  • 月謝:4万1040円(別途施設料として年間6万1560円)
写真と文/紅絹(もみ)
東京の下町で、夫と息子ふたりと暮らす英語オンチ主婦。こどもが生まれるまでは、都心のど真んなかかつ緑の多いわが街はとっても素敵なところだったけど・・・待ち構えていたのは、教育熱心なママたちとそれにちっとも応えていないお稽古空白地帯という現実だった。周りの教育熱に煽られ、毎年新学期を前に高額なプリスクールに通わせるべきか? はたまた、遠くの英語教室を探すべきなのか? いっそ習い事の選択肢がいっぱいあるエリアに引っ越すべきかと、やや迷走気味。オリンピックまでには、子どもたちが「英語大好き!」になるような道を探すことを自分のミッションとしている。
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