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15年は日本から7万人が参加
途上国で教育協力を行うNGO22団体のネットワーク「教育協力NGO ネットワーク」(JNNE)は、子どもたちへの教育支援を呼びかけるグローバルなキャンペーン「世界一大きな授業2016」に参加する学校など1000団体を、2016年5月25日(水)まで募集しています。
参加形態は、学校に限らず、サークルやグループ、個人でも可能。

キャンペーンに参加する子どもたち。パキスタン (C) Pakistan Coalition for Education (PCE)
「世界一大きな授業」は、2014年にノーベル平和賞を受賞した、インドの子どもの権利活動家・カイラシュ・サティーアーティーさんらが「だれもが学校に行けるように」と呼びかけて、2003年にはじまったイベント。
毎年100ヵ国以上から世界中の子どもたちが参加しており、2015年には日本からは780校が参加、過去最高の7万2463人の生徒が授業を受けたそうです。
世界の子どもたちに教育支援を
現在、世界で小学校に通えない子どもは5780万人、読み書きができない大人は7億8100万人にものぼるそうです。
この「世界一大きな授業」では、2015年9月に国連総会では「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)を採択し、「2030年までにすべての子どもが質のいい幼児教育・初等教育・中等教育を受け、大人の識字率も大幅に改善すること」を達成するべく実施されます。
キャンペーンに参加すると、世界の教育の現状やノーベル平和賞受賞者のマララさんの活動について学べる教材、本当に必要な教育援助とは何かを考える教材が提供されます。
授業を受けたあと、首相・外務大臣に教育支援の拡充を願うメッセージを書くと、授業に参加した子どもの代表とNGOが政府に届けるほか、16年からは授業を受けた若者が地元選出の国会議員に面会するなどして、日本の教育協力の改善を働きかける「Raise Your Voice!」という活動への参加を呼びかけています。
参加方法は、公式サイトのフォームより申し込み登録。申込み受領メールに記載されているURLから教材をダウンロードし、4月16日(土)~5月31日(火)の期限内に授業を実施。
終了後、ウェブサイトの実施報告フォームに入力すると(6月30日締切)、実施報告完了メールで参加証が送付され、8月下旬には事務局から報告書、参加証が届くそうです。
くわしくは、「世界一大きな授業2016」公式サイトで確認を。
【世界一大きな授業2016】
- 主催:教育協力NGO ネットワーク(JNNE)
- 授業の実施期間:2016年4月16日(土)~5月31日(火)
- 募集数:1000校(学校や団体、グループ、個人も可)
- 申込締切:5月25日(水)