【学ぶKL07】礼拝やハラール、服装ルールまで…いまこそ知っておきたい「イスラムの習慣」

学ぶKL

イスラムへの理解は不可欠なんです

毎日暑いKLより、こんにちは!

今回は、マレーシアで生活するにあたり、知っておきたいイスラムの習慣について。

KL市直轄モスクの外観

KL市直轄モスクの外観

1日5回の礼拝―金曜の午後はタクシーがつかまりにくい

国立モスクの入り口にある時計。5回の礼拝時間と日の出、断食を始める時刻を示しています。

国立モスクの入り口にある時計。5回の礼拝時間と日の出、断食を始める時刻を示しています。

ムスリムの方たちは、毎日5回の礼拝を行ないます。

そのタイミングは、大まかに「夜明け前・正午過ぎ・日没前・日没後・夜」となり、住んでいる地域の日の出時刻によって毎日少しずつ変わります。

たとえば、2015年6月1日のKLの日の出時刻は7:02、礼拝時刻は 5:39/ 13:14/ 16:39/ 19:22/ 20:37 となっています。

この時刻になると、各地のモスクから「アザーン」という礼拝への呼びかけが響きわたります。

ショッピングモール、レジャー施設など、公共の場には必ず礼拝用の部屋が用意されています。

礼拝ルームを示すサイン 

礼拝ルームを示すサイン

金曜の午後、ムスリムの男性はモスクで合同礼拝をすることになっています。そのため、モスクへ向かうための交通渋滞がおき、タクシーがつかまりにくくなります。

タクシーが減ることや渋滞を理由に、インド系や中国系の運転手さんが高い料金をふっかけてくることも。金曜日の外出には、時間に余裕を持っておいたほうがよさそう。

豚肉製品やアルコールは別会計

ムスリムの方たちは豚肉を不浄のものとして食べません。一度でも豚肉を扱った調理器具や機械で作った加工食品もダメ。

イスラム教の人たちが安心して食べられる食品や生活用品は「Halal(ハラール)」という認定を受けています。

ハラール認定を受けていないものは「Non Halal(ノン・ハラール)」の商品として、スーパーなどでは別コーナーに陳列されています。

スーパーマーケットでは、豚肉製品やアルコールは別コーナーで売られています

スーパーマーケットでは、豚肉製品やアルコールは別コーナーで売られています

豚肉、ハム、ソーセージなどを購入する場合は、ほかのものと同じカゴに入れてレジに持ち込まずに、「ノン・ハラール」のコーナーで別に会計をしなければなりません。

市場でも、豚肉は駐車場の脇など、ほかの食品と隔離された場所で売られています。

ムスリムは飲酒を禁止しているので、アルコールも別会計となっているお店が多いです。

左手で物を渡さない、子どもの頭をなでない

イスラムでは左手は不浄とされているので、人に物を渡すときや握手をするときに左手を使わないようにします。

レジでお金を渡すときなども、右手で渡すことを意識します。

また、頭は聖なる部位とされていて、日本のように子どもの頭をなでる習慣はありません。

モスクで学ぶ子どもたち

モスクで学ぶ子どもたち

女性のファッションも気になる

イスラムの女性たちが外出するときはスカーフ(トドゥン)で髪を覆い、肌の露出の少ない服装をしています。

スカーフの巻き方にはそれぞれ個性があり、アクセサリーなどでアレンジしていてとても素敵。

ムスリム以外の女性がモスクを見学するときには、入り口でローブやスカーフを貸してもらえるのですが、着てみると全身を守られているような不思議な安心感がありました。

女性たちのファッションにも注目

女性たちのファッションにも注目

来月半ばからはラマダン(断食月)が始まり、ムスリムの皆さんは日の出から日没まで飲食禁止となります。

この時期には、マレーシア全土にラマダン・バザールという屋台村が現れ、日没後に食事をとる人たちでにぎわうとか。

1ヵ月間続くラマダン、そして今年は7月17日に迎える予定の「ハリ・ラヤ・プアサ」(ラマダン明けのお祝い)はムスリムの方たちにとって、とても重要な行事。

この時期のマレーシアがどのような様子になるのか楽しみです。

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服部 駒子
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。
 

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