- 122shares
- Share on Facebook
- Share on Twitter
世界遺産の島で留学生を募集
「屋久島町教育委員会」(鹿児島県)は、「2016年度屋久島町山海留学生」を、2015年10月31日(土)まで募集しています。
現在、屋久島町には9つの小学校がありますが、そのうち3校で留学生を受け入れています。
- 永田小学校「かめんこ留学」…10名程度募集(1997年にスタートし、留学生の総数は219名)
- 栗生小学校 「まんてん留学」…若干名募集(2003年にスタート、留学生の総数は46名)
- 八幡小学校区「じょうもん留学」…若干名募集(2012年にスタート、留学生の総数は7名)
留学方式はふたつあり、親子で留学する「家族留学」と、里親のもとでホームステイする「里親留学」があります。
対象となるのは、1年生から6年生までの小学生(「かめんこ留学」里親留学は小3〜6年生を対象)。留学期間は原則1年ですが、希望により継続も可能とのこと。
200名以上が留学した「永田小学校」
「かめんこ留学」を実施しているのが、永田小学校(児童数30名)。
すでに219名もの留学生受け入れ実績があり、次年度は10名程度の留学生を募集しています。

「かめんこ留学」を実施している、永田小学校。
近くには、5月から7月にかけてアカウミガメが産卵する「永田浜」があるのだそう。

永田集落にある「いなか浜」。
世界遺産登録地域にも隣接しているそうなので、恵まれた環境ですね。
近隣に名所も多い「栗生小学校」
「まんてん留学」を実施しているのが、栗生小学校(児童数44名)。15年度は8名の留学生を迎え、次年度は若干名を募集。

屋久島の南西部に位置する「栗生小学校」。「青少年旅行村」「中間のガジュマル」「塚崎タイドプール」「石楠花(しゃくなげ)の森公園」などが近隣にあります。

栗生地区にある「大川の滝」を訪れた、栗生小の子供たち。落差88メートルで、南九州一の滝なのだそう。
136年もの歴史を誇る「八幡小学校」
「じょうもん留学」を実施しているのが、八幡小学校(児童数49名)。
留学生の受け入れを開始したのは2012年と最近のことですが、学校の歴史はなんと136年にもなるそうです。次年度は若干名を募集。

屋久島の南に位置する「八幡小学校」。
近隣の豊かな自然を学ぶ授業も充実しており、いずれの学校においても屋久島ならではの学びが体験できますね。
必要なコストや応募について
留学に必要なコストは、里親留学(ホームステイ)の場合、月額4万円の委託金を里親に支払います(7万円のうち町が3万円を補助。学費や給食費などの実費は別途負担)。
家族留学の場合は、子供ひとりあたり月額3万円の補助が出ます(第2子以降は月額1万円、最大2年間)。
家族留学では、住居は各校区の実施委員会が手配してくれますが、住居が見つからない場合は留学できない可能性もあるそうです。
いずれの留学も「屋久島町山海留学実行委員会」が窓口となっているので、留学を希望する人は、申込書に希望校の順位を記載し、健康状況調査票とともに郵送して応募を。
希望を参考に留学先を決定しますが、学校の事情(複式学級解消など)も考慮されるとのこと。
また、留学希望者には親子での面談を、11月28日(土)、12月5日(土)のいずれかの希望の日程にて「屋久島町総合センター」で実施(10時~16時までの間、15分程度)。
決定通知は、12月下旬に文書で送られるそうです。
くわしくは、「屋久島町」公式サイトで確認を。
【「2016年度屋久島町山海留学生」募集】
- 主催:屋久島町山海留学実行委員会
- 留学期間:2016年4月〜2017年3月
- 対象:小学1〜6年生
- 募集人数:かめんこ留学/10名程度、まんてん留学/若干名、じょうもん留学/若干名
- 留学スタイル:ホームステイ(里親制)、家族留学
- 留学コスト:月4万円+実費
- 募集締切:第1次募集/2015年10月31日(土)(定員に満たない場合は11月30日〜2016年1月31日に2次募集を実施)