英語のみで過ごす施設を開設
「京都市立日吉ケ丘高校」(京都市・東山区)は、2015年度に英語のみで過ごす「英語村」の開設を予定しています。
14年度から進学型単位制高校へと移行するのに伴い、94年より「国際コミュニケーション科」を設置するなど、これまでの約20年間に培ってきた国際教育のノウハウを学校の特色として打ち出し、その発信拠点として「英語村」を創設するとのこと。
また、履修の自由度を生かして、「京大総合博物館」(左京区)で外国人ゲストや留学生に英語によるガイドを行ったり、第2外国語を中国語など4ヵ国語に拡充する予定。
すでに利用者が60万人を超える「近畿大学」(東大阪市)内の英語村「イーキューブ」などを参考に、楽しく英語を学べる環境を構築していくそう。
ちなみに、京都市は20年に開催される「東京オリンピック」に向けて、国際都市・京都の魅力を発信し海外からの観光客をもてなすことを目的に、英語力強化や伝統文化体験などに14年度予算として3億7500万円を計上。
中学生を対象とした「京都・観光文化検定」や中高生を対象とした「英検」の検定料補助、小学生に英語のみでコミュニケーションを図る学習機会の提供も予定しています。
【京都市立日吉ケ丘高校・英語村(仮称)】
- 住所:京都府京都市東山区今熊野悲田院山町5-22
- 開設:2015年