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【9月30日〆切】上位2名は国際大会へ出場…「日本倫理哲学グランプリ2014」参加中高生募集

哲学のエッセイを書いてみよう

「国際哲学オリンピック日本組織委員」は、「日本倫理哲学グランプリ2014」へ参加する中高生を、2014年9月30日(月)まで募集しています。

グランプリ入賞者は15年1月の国際大会選考会*に出場でき、予選会上位2名は15年5月に開催される「第23回国際哲学オリンピック」(International Philosophy Olympiad、IPO)へ出場できます。

*「日本倫理哲学グランプリ」は日本語でエッセイを書きますが、選考会では英語でエッセイを書くことになるので英語力は必要

IPOは、1993年にブルガリアにて第1回大会が開催。以降毎年5月に世界大会が開催されており、20数ヵ国の高校生が思索力や倫理的議論の力を英語による哲学エッセイで競い合います。

第23回国際哲学オリンピック

14年の日本大会での課題は、下記の4つ。

参加者は課題をひとつ選び、4000字程度のエッセイを書きます(日本語と英語での応募が可能)。

  • 私の一生の短い期間が、その前と後との永遠のなかに〈一日で過ぎて行く客の思い出〉のように呑み込まれ、私の占めているところばかりか、私の見るかぎりのところでも小さなこの空間が、私の知らない、そして私を知らない無限に広い空間のなかに沈められているのを考えめぐらすと、私があそこでなくてここにいることに恐れと驚きとを感じる。なぜなら、あそこでなくてここ、あの時でなくて現在の時に、なぜいなくてはならないのかという理由はまったくないからである。(パスカル『パンセ』)
  • ますます複雑になる国家社会の枠内で、個人としての各々の人間が狭く密接に結びついた近代国家以前の保護集団から離れ去るにつれて、彼らは増加する選択肢の前に立たされることになる。各々の人間は選択のより大きな余地をもつことになる。彼らはより多く自分自身のために決定を下すことができる。しかしながら、彼らはまたより多く自分自身のために決定を下さなければならないのである。彼らは自分で判断できるのみならず、またより多く自分で判断しなければならないのである。この点においては、彼らは選択することができない。(ノルベルト・エリアス『諸個人の社会』)
  • 私がどれほど強烈な経験をしようと、自己の内部には、あたかも経験を共有せずにただ観察しているだけの見物人といった部分があり、それが批判の目を向けているのを感じるのだ。(H. D. ソロー『森の生活』)
  • 個人主義と利己主義とは厳しく区別しておかねばならぬ。利己主義とは自己の快楽をほしいままにするということはかえって個人性を没することになる。[…]また人は個人主義と共同主義と相反対するようにいうが、余はこの両者は一致するものであると考える。一社会のなかにいる個人が各十分に活動してその天分を発揮してこそ、はじめて社会は進歩するのである。個人を無視した社会は決して健全なる社会といわれぬ。(西田幾多郎『善の研究』)

エッセイを書くコツは、反対論も想定しつつ説得的に議論を進めること、自分の考えに自信を持ちできれば個性的な内容に仕上げることなど、だそうです。

応募方法は、論文と個人応募票を「日本倫理哲学グランプリ」公式サイト上のフォームから送付、もしくは郵送。

結果は、10月末に公式サイトでも発表され、成績優秀者には図書カードなどの副賞が授与されます。

日本は01年より参加していますが、メダルを獲得したことはないとのことなので、今後の活躍に期待したいですね。


【日本倫理哲学グランプリ2014】

  • 主催:国際哲学オリンピック日本組織委員
  • 対象:全国の中学生、高校生
  • 応募締切:2014年9月30日(月)

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