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一流の理学者たちによる講義を見逃すな
「東京大学」理学部(東京・文京区)は、2014年4月2日(水)、3日(木)の2日間にわたり、「高校生のための春休み講座2014」を開催します。
対象は高校生ですが、中学生も参加可能。
本講義では、東大が誇るサイエンティストによる特別講義を各日2講義ずつ用意しています。できれば両日の受講がオススメとのこと。
講義内容は以下のとおり。
4月2日(水)
【講義1】分子レベルのものづくり ~デザインで勝負!~…塩谷光彦先生(理学系化学科教授)
「分子レベルのものづくり」という観点から、自然が教えてくれるナノメートルの世界のものづくり、超分子化学の誕生と新展開、研究現場での新しい挑戦について紹介。分子を自在にデザインすることの楽しさを伝えます。
【講義2】太陽系外のさまざまな惑星たち…生駒大洋先生(理学系地球惑星物理学科准教授)
これまでに確認された惑星の数は約1000個におよびます。こうした惑星は「系外惑星」と呼ばれ、最近では系外惑星の内部や大気の情報が得られる時代になりました。講義では、系外惑星の内部や大気を「見る」方法と、それによってわかってきた系外惑星の多様さについて話します。
4月3日(木)
【講義1】地球温暖化とエアロゾル …近藤豊先生(理学系地球惑星環境学科教授)
この100年間に二酸化炭素が急増したことにより、平均気温が約0.8度上がったことをはじめとして、様々な影響が地球のシステムに生じています。この講義では「今後さらに地球温暖化が進むということが、なぜ言えるのだろうか?」という基本的な問への答えにはじまり、気候変動により生じうる地球の重要な変化について話します。
【講義2】量子テレポーテーション!? …村尾美緒先生(理学系物理学科准教授)
極微小の世界を支配するルールである量子力学のもとでは量子テレポーテーションが実在し、ナノテクを駆使した実験が盛んに行われています。量子テレポーテーションの実現には、アインシュタインをも悩ませたエンタングルメントと呼ばれる遠隔作用をする量子の世界にしかない部品が必要。この部品を使うと、因果関係にちょっとした細工を行うことも可能になります。
参加希望の人は、「東京大学大学院理学系研究科・理学部」のイベントページから申し込みを。先着順です。
受講した人には、東京大学理学部シャープペンをプレゼントしてくれるそうですよ。
【高校生のための春休み講座2014】
- 主催:東京大学大学院理学系研究科・理学部
- 日時:2014年4月2日(水)、3日(木)13時〜16時
- 会場:「東京大学」本郷キャンパス・理学部1号館小柴ホール(東京都文京区本郷7-3-1)
- 対象:中学生、高校生
- 定員 :各日150名
- 参加費:無料
- 申込み締切:3月23日(日)(先着順)