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米国トップ大学進学を資金面で支援
ひとりあたり年額7万ドルを上限に、約10名に4年間支給する——
かつてない手厚さで、日本人高校生の米国トップ大学への進学を強力にサポートする「一般社団法人柳井正財団」海外奨学金プログラムが、2017年度より開始します。
【関連記事】柳井財団が米国トップ大学進学者向け奨学金制度開設
このプログラムでは、高校生を対象としたサマースクールでおなじみの「HLAB」が運営協力しており、候補者の募集も実施。
HLABが、2016年10月19日に応募詳細を公開したので、最新情報をお伝えしたいと思います。
応募条件は下記のとおり。
- 将来、グローバルな知見を持って各分野をリードし、日本社会の発展に貢献し得る資質を持つ人
- 在学期間中を通じて日本国籍を有し、原則として応募時に日本の居住者であること
- 本奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力、資質等を備え、原則20歳以下で、2016年9月以降に高校を卒業し、2017 年9月の入学を目指す人
- 原則、国内の他の給付型奨学金を受給していない人(併給の要請があった場合は相談に応じますが、他奨学金との合計で7万ドルが上限)
- 世帯年収が3000万円未満であること。個人事業主の場合は課税所得が2700万円未満であること
- 対象大学での勉学に支障がない英語力を有すること(目安としてTOEFLiBT最低90点程度)
対象となる大学等は下記のとおり。
大学
- ブラウン大学 Brown University
- カリフォルニア工科大学 California Institute of Technology
- コロンビア大学 Columbia University
- デューク大学 Duke University
- ハーバード大学 Harvard University
- ジョンズ・ホプキンス大学 Johns Hopkins University
- マサチューセッツ工科大学 Massachusetts Institute of Technology
- ニューヨーク大学 New York University
- ノースウェスタン大学 Northwestern University
- プリンストン大学 Princeton University
- スタンフォード大学 Stanford University
- カリフォルニア大学バークレー校 University of California Berkeley
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校 University of California Los Angeles
- シカゴ大学 University of Chicago
- ノートルダム大学 University of Notre Dame
- ペンシルベニア大学 University of Pennsylvania
- イェール大学 Yale University
リベラルアーツ・カレッジ
- アマースト大学 Amherst College
- ボウディン大学 Bowdoin College
- カールトン・カレッジ Carleton College
- クレアモント・マッケナ・カレッジ Claremont Mckenna College
- ダートマス大学 Dartmouth College
- デビッドソン・カレッジ Davidson College
- ハバフォード大学 Haverford College
- ミドルベリー大学 Middlebury College
- ポモナ・カレッジ Pomona College
- スワースモア大学 Swarthmore College
- ウェルズリー大学 Wellesley College
- ウェズリアン大学 Wesleyan University
- ウィリアムズ大学 Williams College
上記以外の大学については、上記の大学と教育水準が同程度と財団が判断した場合に認められるそうです(米国内の大学に限る)。
余裕を持って準備しよう
応募期間や選考スケジュールは下記のとおり。
- オンラインによる応募書類受付期間…2017年1月16日(月)~31日(火)
- 合格大学の連絡…3月1日(水)~4月3日(月)
- 一次面接参加者へメールで通知…4月5日(水)
- 一次面接…4月8日(土)、東京・六本木ミッドタウンにて(日本語・英語)
- 最終面接…4月14日(金)、東京・六本木ミッドタウンにて(日本語・英語)
- 採否の通知…4月18日(火)までに財団より本人宛にメールで通知
応募期間は2週間となっていますが、提出に必要な書類には、作成に時間を要する「エッセー」のほか、家庭年収を把握するための課税証明書や調査書、統一テストのスコアレポートなどがあるため、余裕を持った事前準備は必須。
また、応募締切直前にはサイトへのアクセスが集中し、うまく提出が行えない事態も想定されるため、1週間前の1月24日(火)を目安に、時間に余裕を持って提出してほしいとのことです。
必要となる書類をチェック
必要となる書類は、応募者の「基本情報」(在学中のGPA、すべての出願校、受給予定の奨学金など)のほか、「学業成績と統一テストの成績」、「課外活動」、「エッセー」(3通)、「推薦状」(任意)となります。
「学業成績と統一テストの成績」は、PDF形式にして提出。
- 調査書(各校指定のフォーマット)
- TOEFL iBT(もしくはIELTS)の成績
- SAT Reasoning(もしくはACT)の成績
- SAT Subjectの成績(受験科目は問わず)※ある場合のみ
- AP Exam/IBの成績 ※ある場合のみ
「課外活動」は、応募者が学内外で取り組んだ課外活動について、自由記述で表現したもの。音楽や絵画、写真、映像作品など、テキスト以外での提出も可能です(事前に要相談)。
- 課外活動…バレーボール部、模擬国連など(活動名や役職のみならず、具体的な活動内容や自らが果たした役割、結果などを簡潔に記述)
- 受賞・表彰歴…国際数学オリンピック銅メダル、全国模試順位など(参加人数や受賞人数など、受賞や表彰の価値がわかりやすいように簡潔に記述)
- 資格…国連英検特A級など
- 趣味…バイオリン、華道など
「エッセー」(3通)は、以下の3つのテーマで作成(詳細は公式サイトで要確認)
- 出願の際に大学に提出したCommon Applicationのエッセーをそのまま提出(英語、500〜600 words目安)
- あなたは「頑張った大賞」を受賞しました。あなたの頑張った内容と、大賞受賞理由はなんですか?(日本語、1200字)
- あなたが奨学生に選ばれた場合、第1期生として本奨学金のコミュニティに対してどのようなビジョンや在り方を描きますか?(日本語、800字)
また、応募者の人柄をよく知る人からの「推薦状」(上限2通)も任意で提出が可能です(英語もしくは日本語、A4サイズで1ページ800〜1000字程度目安)。
くわしくは、HLAB「柳井正財団海外奨学金プログラム2017」公式サイトで確認を。
【柳井正財団海外奨学金プログラム2017】
- 主催:一般財団法人柳井正財団
- 委託運営:HLAB
- 募集人数:10名程度
- 奨学金:奨学生1名に対し年間上限7万ドル(授業料、教材費、保険料、寮費等)
- 支給期間:大学卒業までの4年間
- 応募期間:2017年1月16日(月)~31日(火)
- 採否の通知:4月18日(火)