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2大学の学位を同時取得できる学部が誕生
「立命館大学」(京都市)は、2019年度に新設予定の「グローバル教養学部」において、卒業時に「オーストラリア国立大学」と立命館の2つの大学からそれぞれの学位を取得できる「デュアル・ディグリー」プログラムに係る協定を、2017年10月2日(月)に締結しました。
「オーストラリア国立大学」(The Australian National University、ANU)は、オーストラリアの首都キャンベラにある研究重視型の名門大学で、「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の世界大学ランキング2018で48位、Best universities in Australia 2018では「メルボルン大学」に次ぐ第2位にランクインしている大学。
定員は100名で日豪両国で学ぶ
「グローバル教養学部」は、「大阪いばらきキャンパス」(大阪府茨木市)に新設される予定で、日本初となる学部共同学位プログラムを教育課程の全面に組み込んだ学部となる予定。
デュアル・ディグリープログラムでは授業はすべて英語で実施され、ANUのアジア研究を専門とする「Coral Bell School of Asia Pacific Affairs」との間で運営されるプログラムを修了した学生には、立命館からは「グローバル教養学」、ANUからは「アジア太平洋学」の学位が授与されます。
入学定員は100名で、そのうち90名は立命館、10名はANUで学びをスタートし、立命館の学生は3年次にANUで学び、ANUの学生は2年次と3年次に立命館で学びます。
カリキュラムは、多様性に対する洞察力、広く俯瞰できる視野、理論と現場を架橋する実践的知性などを身につけられるリベラル・アーツをベースとしており、卒業後は、英語圏の専門職大学院や研究大学院への進学、グローバル企業への就職などを想定しているそうです。
立命館は、2018年度には国際的な資格も取得できる「食マネジメント学部」を草津キャンパス(滋賀県)に新設し、国際関係学部(京都市・衣笠キャンパス)に米国大学との共同学位が取得できる「国際連携学科」を開設するなど、改革指標である「R2020」に沿って急ピッチでグローバル化を展開。
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これからの立命館の展開にも、注目していきたいですね。
【立命館大学「グローバル教養学部」】
- 開設時期:2019年4月予定
- 場所:大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)
- 入学定員:100名
- 学科:グローバル教養学科
- 学位:学士(グローバル教養学、アジア太平洋学)