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自宅英語を成功させるには?
ときどき、「自宅英語」でバイリンガルを育てている熱心なママのブログを見かけること があります。
私自身、英語の発音もひどいので、自宅で子どもをバイリンガルにするなんてムリムリ〜ッ! と思ってしまいますが、自宅英語は、教材だったり、多読だったり、なにかしらのコツがあれば成功させることは可能なのでしょうか?
(東京都・2才の娘のママ)
英語脳を鍛える環境づくりを
■日常的に英語を使ってみよう
自宅で英語を学ぶ方法はたくさんあります。英語は日本語と同じく「言葉」なので、たくさん使うことで身につけることができます。
「自宅英語」を成功させるには、まず親の役割をしっかりと認識することが大切です。
親が英語が苦手な場合、英語を教えるというより、子どもが英語にスムースに入っていかれる環境を作ってあげてください。
英語脳は日常的に鍛えることができるので、日々のちょっとしたシチュエーションでその 機会をつくることがポイントとなります。
たとえば、アルファベットを覚える際、通常はAから読みますが、途中の例えば「D」から順に「E → F → G」と続けて「Z」まで言ってみることは、学びはじめの子どもにはとても難しいんですよね。なので、「D」やほかのアルファベットを、途中からでも順に言えるように何回も練習するのを手伝ってあげてください。
数字も英語の読みの練習になります。1から順番に数えるだけではなく、12からはじめたり、21から逆順に言わせたりして練習するのもいいですね。
毎日使う階段などで、one(1段)、two(2段)、three(3段)から始まって、 徐々に言える数を増やしていきます。階段数が全部で26段ならばtwenty sixまで、毎日階段の上り下りでコツコツ英語を使っていきます。
これが定着してきたら、twenty sixから逆に twenty five、twenty fourと降順で練習してください。
ただ、最初はひと足跳びに減らすのではなく、下りでもone、two、threeと1段ずつ増やしていき、確実に定着してから、上りも下りも降順で数えるようにしてください。
慣れてくれば、子どもは外でも階段を見れば勝手に英語で上り下りするようになります。階段を見たら、自然と「one、two」と英語で数えるよう誘導するコミュニケーションを心がけてくださいね。
■生活にあふれている英語を活用する
日常でこういった機会を増やしてくことで、外国人の前や英語学習の時間だけではなく、日常的な言葉として自然に受け入れられていきます。電車のなかでも、ショッピングセンターのなかでも、アルファベットを使う機会は溢れています。
たとえば「Sale」をセールと読めなくても、一緒に「エス、エー、エル、イー」とゆっくり読みあってください。とにかく、英字を読む習慣をたくさん与えてください。
毎日これを繰り返す習慣があれば、子どもはアルファベッドや英語に触れる機会が多くなるだけでなく、ママやパパとの楽しい時間として記憶され、結果、英語をたくさん使いたいという気持ちも大きく芽生えます。
子どもが「楽しい!」と思える、これこそがもっとも効果的な英語の学習環境となります。
日常にあふれている英語を活用し、楽しみながら英語に触れる環境をつくろう