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日本の文化、英語で説明できる?
2020年の「東京オリンピック」を控え、語学習得意欲がむくむくとわき上がっている人も少なくないのでは?
オリンピックを待つまでもなく、昨今の円安も後押しし、2014年の訪日外国人は過去最高の1341万人を記録。15年には1500万人が予想されている今日の日本で、英語の必要性は日に日に高まっているといえます。
この波に乗って、ひとりでも多くの外国人に日本の多様な文化を知ってもらい、ファンになってもらいたいですよね。
でも、いざ自分が日本文化について説明することになったら、自信をもって対応することはできるでしょうか?
和食や宗教、ポップカルチャーまで、日常にとけ込んだ文化を的確に英語で説明することは、じつはカンタンではないことをみなさんもご存知だと思います。
159のトピックで日本文化を紹介
今回ピックアップする「英語で日本文化の本 The Japan Culture Book」(ジャパンタイムズ刊、2160円)は、伝統的な日本文化からイマドキのポップカルチャーまで、バランスよくバイリンガルで解説している1冊。

日本文化を12のテーマにわけて、159のトピックを紹介しており、伝統芸能や小津映画、ゴジラ、J-ポップ、ゆるキャラやkawaiiファッションまで紹介。
日本を訪れる外国人にとって、最大のお楽しみは「食」なので、まずは「CUISINE」(料理)の章に目をとおしてみましょう。
食文化、会席と懐石、米や出汁についてなど、和食を紹介するのに不可欠な知識を9トピックに渡り紹介。
「発酵食品」(fermented foods)は、醤油に味噌、納豆、酒、漬け物まで多種にわたるので、その製法や用法についても英語で読んでおきたいですね。対訳もあるから、辞書いらずなのもうれしい。
そして、「ベジタリアンに薦める日本料理」というトピックもツーリストにニーズがありそう。精進料理や日本発の食生活法「マクロビオティック」についても紹介しています。
また、ミニコラム「世界をめぐるすし」では、Sushiがいかに海外に浸透していったか、さらには世界各地の創作寿司まで、グローバルな見地からSushiについて紹介。こういった背景を知っておくことも、会話をする際には大切な視点ですよね。
ほかにも、ティーンエイジャーの子供には「漫画」や「アニメ・ゲーム・キャラクター」、ママには「美術」や「宗教・精神論」、パパには「文学」「建築」など、老若男女それぞれに興味のあるジャンルが見つかるはず。
写真資料なども豊富なので、海外旅行に持って行って現地の人と話のネタにするのもいいですね。
1冊あると、家族みんなで楽しめる内容ですよ〜っ!
【英語で日本文化の本 The Japan Culture Book】
- 発売元:ジャパンタイムズ
- 発売日:2015年2月1日
- 著者:三浦史子
- 翻訳者:アラン・グリースン
- 定価:2160円
- 体裁:四六判・並製・308ページ
- コンテンツ:01音楽、02美術、03漫画、04文学、05舞台・パフォーマンス、06アニメ・ゲーム・キャラクター、07宗教・精神論、08芸道、09 映画、10料理、11ファッション、12建築 巻末/地理・日本史時代区分