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500人のリーダーが1万人の教員に指導法を伝授
「ブリティッシュ・カウンシル」(東京・新宿区)は、英語教員を対象とした「英語教育推進リーダー中央研修」を2014年5月より開始しています。
この研修は文部科学省からの委託事業となり、13年12月に策定された「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」の一環。
13年10月に、文科省とブリティッシュ・カウンシルの間に、小中高等学校の英語教員研修における協働に関する覚書が交わされました。
この中央研修では、毎年500名の英語教員を対象に「英語教育推進リーダー」育成のための研修を実施(14年度も含め5年間)。
その後リーダーが各地に戻り、地域の小中高の英語教員や外国語指導助手約20~25名に研修を行うことで、全国で1万人規模の教員研修が実施される予定です。

指導体制のあり方をイメージ化した資料。文科省作成の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」より。
14年度の中央研修は、全10回(各回50名)を予定。
対象となるのは、各都道府県より推薦を受けた英語教員約500名(小学校200名、中学校200名、高等学校100名)。
研修では25名×2グループで行われ、各グループを修士号相当の資格を持つネイティブスピーカー2名が担当。オンライン教材なども活用して、英語力および英語指導力の向上を目指します。
ブリティッシュ・カウンシルは、これまで約100ヵ国の英語教育に携わっており、本事業と同様の研修モデルを含む協働プロジェクトを、中国、韓国、インド、マレーシア、スペインなどでも実施しているとのこと。

ブリティッシュ・カウンシルが運営する、英語教育に役立つ情報をアジアから発信している「Teaching English Asia」のFacebookページ。
世界各地で利用されている教材やノウハウをもとに、日本の状況にあった教材および研修を開発していくとのことです。
【2014年度英語教育推進リーダー中央研修】
- 実施期間:2014年5月~15年3月(14年度は全10回実施)
- 会場:「教員研修センター」(茨城県つくば市)、「国立オリンピック記念青少年総合センター」(東京・渋谷区)ほか
- 研修期間:4~5日間(1回の研修につき)
- 対象:各都道府県より推薦を受けた「英語教育推進リーダー」約500名(小学校200名、中学校200名、高等学校100名)
- 参加予定人数:2500名(14年度より毎年500名、5年間実施)