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進路ナビ① | 海外大学で弁護士や医師、教師などの専門資格を取得すると就職に有利になる?

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お悩み:海外で専門資格を取得することのメリットは?

海外で専門的な資格、たとえば弁護士になるにはどうすればいいのでしょうか。

大学で法学を学び、国や州の実施する試験に合格する必要があると聞きましたが、そのようなプロセス以外にも考慮しておくべき点はありますか?

留学生が留学先で専門的な資格を取得した場合、就職には有利になるのでしょうか?

回答:語学とコネがない外国人という立場で考えると…

たとえば、オーストラリアで弁護士になるには、大学の法学部を卒業後(科目は州により異なる)、法律事務所などで6ヵ月から1年ほどの実務研修をおこない、その評価により弁護士資格の取得の可否が決まります。

つまり、日本の司法試験のようなものはありません。

日本よりも弁護士の資格を取得しやすいのですが、下記のような条件をクリアする必要があるかと思います。

  • 法学部での幅広い学習についていけるだけの語学力
  • 卒業後の研修先の確保
  • 弁護士資格を得たあとの就業先の獲得など

そのため、語学力やコネクションが不利な状況にある外国人にとって、決して容易な道ではないようです。

とくに就職に関しては、「弁護士」という職業柄、知識だけではなく、英語での文書作成能力やコミュニケーション能力も重要となり、弁護士同士の横のつながりも大切。

そうなると、どうしてもその国の人が優先的に採用される傾向があるようです。

ですから、弁護士を目指すのであれば、相応の英語力をつけ、ネットワークを広げるためにも、長期に渡ってその国に在住する覚悟も必要かもしれません。

ちなみに、州により若干異なりますが、オーストラリアの弁護士は、法廷弁護士(Barrister)と事務弁護士(Solicitor)にわかれています。

Barrister(バリスター)は法廷での弁論などをおこない、Solicitor(ソリシター)は弁論以外の法律事務をおこないます。

また、医療事故専門や離婚訴訟専門など、弁護士でも専門分野を持っている人が多くいます。

そのため、法学部以外の学部の勉強も同時におこなう「ダブルディグリー」を選択する学生が多く、医療事故専門の弁護士であれば、法学部と医療系のふたつの学位を同時に取得することになります。

勉強を並行しておこなうのは大変ですが、オーストラリアでも弁護士が過剰になっているのが現状。専門性を打ち出したほうが、やはり就職の際に有利になりますよね。

弁護士以外にも人気がある資格業

弁護士以外の資格業(士業)で、日本からの留学生に人気なのが「看護師」や「教師」などです。

また、オーストラリアの大学の医学部が日本とくらべ学費が比較的安く、若干入学しやすいため、「医師」を目指して留学する人も多いようです。

これらの仕事については、海外での就職や永住権の取得に有利という情報もあるため、留学を決意する人も多いようですが、現実はなかなかキビシイようです。

医師

オーストラリアで医師免許を取得すると、そのほかの英語圏でも医師として働くことができるメリットもあるようです。

しかし、アメリカやイギリスの医師が仕事を求めてオーストラリアに入ってくることも多く、英語圏以外の出身者の採用状況はキビシイようです。

医学部に入学するには、州の統一試験や国際バカロレア(IB)の試験を受ける前に、「UMAT」(Undergraduate Medicine and Health Sciences Admission Test)という適性試験があり、この試験に合格することが入学の条件でもあります。

さらに、統一試験もしくはIBのどちらを選択するべきかも悩ましい問題ですが、在学中の成績や最終試験の評価をあげたい場合、学習量も多く試験難易度の高いIBは敬遠されがちであるようです。

当然のことながら語学力も重要になってくるため、医学部を希望する場合、小学校などの早い時期から家族(母子)でオーストラリアに住んでいるケースもあります。

そのくらいの時間をかけて英語力を磨いていかないと、高度な英語力は身につかないのですね。

看護師

看護師も、大学での学習や実習を終了したあと、留学生は「IELTS」や「OET」(医療専門英語試験)を受け基準ポイントを満たさないと、看護師資格を取得することができません。

最近この基準があがっているため、試験をパスできないために看護師資格を取得できず、日本に帰国するケースが増えています。

大学でしっかり学習ができ、実習をこなせる英語力を持っていても、英語試験が大きなカベとなっているのです。

教師

教師も看護師と同様に、英語の試験がクリアできず、教員免許を取得できないケースが多くなってきました。

教師の場合、教員免許を取得したあとも、一定の期間中に規定の時間教師として働かなかった場合は教員免許の更新ができない州もあり、ほかの仕事をしながら教員の空きを待っている間に時間切れになってしまう場合もあります。

教師も看護師も、残念ながらこれらの資格を日本で使用することはできません。

ただ、日本で教師や看護師の資格を取得したのちに、オーストラリアの大学でさらに学んで資格を取得し、日本に帰国して、大きなスキルアップやキャリアアップを果たした人もいます。

大学入学から資格取得までの数年間だけでなく、その先の就職やキャリアアップも視野に入れ、留学を考えてみるといいのではないでしょうか。

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