【英検】2級以上にライティング導入、3級以外問題形式変更…16年度「4つの変更点」まとめ

2016年度に進化する「英検」

センター試験に代わり、2020年より「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」が導入されるのに先立ち、多くの大学が英語4技能試験を入試に採用しようと動いています。

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英検も4技能を評価する試験に進化するべく、16年度からは2級以上でライティング、全級でスピーキングを導入するなど、ずいぶんと様変わりします。

グローバルエデュでも、これまでいくつかの記事でその内容を紹介してきましたが、今回はその総括として、16年度における英検のおもな変更点4つをまとめてみました。

英検リニューアル

なお、16年度の英検は下記日程で実施されますが、リニューアルは第1回目から反映されるので、受検予定の人はいまからしっかりチェックしておきたいですね!

  • 第1回検定…一次試験・本会場/2016年6月12日(日)、二次試験/7月10日(日) ※受付期間は3月18日~5月20日(書店は5月18日締切)
  • 第2回検定…一次試験・本会場/10月9日(日)、二次試験/11月6日(日) ※受付期間は8月1日~9月16日(書店は9月14日締切)
  • 第3回検定…一次試験・本会場/2017年1月22日(日)、二次試験/2月19日(日) ※受付期間/11月29日~12月20日(書店は12月16日締切)

①2級にライティングを導入し4技能認定

まず、大きな変化といえるのが、高校卒業レベルの英語力を評価する「2級」が4技能対応となること。

これまで、全7級(1級〜5級)でリーディングとリスニング(2技能)、3級以上で面接形式のスピーキング(3技能)、1級と準1級でライティングを実施してきましたが、16年度からは2級以上が4技能に対応。

【関連記事】2級にライティングを導入し4技能を評価

今後は、準2級や3級にもライティングが導入される予定です。

ライティングの導入に伴い、2級のみ筆記試験が現状の75分から85分に延長されます(他級は変らず)。

なお、1級と準1級も含め、ライティングでは下記の4つの観点別採点が導入されます。

  1. 内容…課題で求められている内容が含まれているか
  2. 構成…英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
  3. 語彙…課題に相応しい語彙を正しく使えているか
  4. 文法…文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

②全級でスピーキングテストを導入

2016年度より、4級と5級の受検者全員にスピーキングテストが実施されます。

が、スピーキングの結果は級認定においては影響せず、従来どおり一次試験(筆記・リスニング)の結果のみで合否判定されます。

【関連記事】4、5級にスピーキングを導入し、3技能化

英検協会が公表している、4級のスピーキングサンプル問題。

英検協会が公表している、4級のスピーキングサンプル問題。

スピーキングテストは、コンピューター端末を活用した録音形式で実施され、自宅や学校のパソコンやタブレットなどからネット上の専用サイトにアクセスして受検。受験日の指定はなく、有効期間は1年間となります。

なお、スピーキングの結果は、「4級(5級)スピーキングテスト合格」という形式で判定されるそうです。

③3級以外の級で問題形式を変更

上記で紹介したもの以外にも、1級と準1級のライティング、2級と準2級のリーディングでも、問題形式が下記のように変更となります。

  • 1級/ライティング…「CEFR」C1レベルとの整合性をより高いものにするために、社会性の高い話題について、自分で考えをまとめ、理由とともに意見をまとめるエッセイ形式に変更
  • 準1級/ライティング…「CEFR」B2レベルとの整合性をより高いものにするために、これまでのEメール形式からエッセイ形式に変更。これまでよりも多い語数(120語~150語程度)が求められる
  • 2級/ライティング…2016年度より導入
  • 2級/リーディング…ライティングテストの導入に伴い、語句整序問題を削除。長文の空所補充問題では、1級・準1級のように、空所にあてはまるものを複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式に変更。問題数も8問から6問に変更
  • 準2級/リーディング…2級と同様に、長文の空所補充問題では空所にあてはまるものを複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式に。問題数は8問から5問に変更
  • 4級、5級/スピーキング…2016年度より導入

なお、各サンプル問題は「英検」公式サイトより閲覧できるリリース(PDFファイル)下部に掲載されています。

【関連記事】オンライン英会話「レアジョブ」で英検対策可能に

④「CSE2.0」に基づき合否判定

さらに、英検全級において「CSE2.0」というスコア指標が合否判定に活用されることになります。

英検協会は、2014年9月に「CSEスコア(Common Scale for English)」という、国際基準規格「CEFR」と関連性を持たせた、独自のスコア尺度を発表。

【関連記事】「CSE」で他の試験も上限4000点で評価

2015年12月には、さらなる精度向上を図ることで大学や高校の入試も活用可能となった「CSE2.0」を発表。

英検協会が2015年12月に公表した「CES2.0」。

英検協会が2015年12月に公表した「CES2.0」。

15年度以降、個人成績表にはこのCSEスコアが記載されていますが、16年度からは「合格証明書・合格証書」にもスコアが記載されるようになるそうです。

英検の試験内容および最新情報に関しては、「英検協会」公式サイトで確認してくださいね。

 

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