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「グローバルが大前提」となった東大
「東京大学」(東京・文京区)は、同学の全学生を対象とした国際総合力認定制度「Go Global Gateway」を、2018年4月より開始しました。
「Go Global Gateway」は、大学生活を通じて世界の多様な人々と共に生き、共に働く力(国際総合力)を身につけてもらいたいとスタート。指定された条件を満たした学生は、国際総合力の基礎的な力が身についたものとし、認定証が授与されます。
国際総合力とは、以下のような5つの力で構成されるそうです。
- コミュニケーションの力をつける
- 自信を持って挑戦する
- 自らを開き、多様性を受け入れる
- 他者と協働し、リーダシップをとる
- 自己を相対化し、国際感覚をもつ
認定までは、下記のような4ステップとなっています。
- Go Global Statementを提出…国際総合力を身につけるために、在学中に何をするべきか、どのように国際総合力を身につけたいかを書いて提出
- アクティビティに取り組む…4つのカテゴリのアクティビティから3カテゴリ以上に取り組む。アクティビティに参加したら、サイト上から承認申請
- ポートフォリオを作る…アクティビティが承認されると、活動記録として各学生のポートフォリオに反映される
- 認定申請レポートを提出…国際総合力の5つの要素について、自分がいかに身につけたか、どれだけ身につけたかなどを評価。レポートが承認されると、認定証が発行される
具体的には何をするの?
アクティビティは4種類あり、そのうち3つ以上に取り組みます。
- 外国語学修…前期課程外国語科目の後期課程進学必要単位の取得(必須)、第三外国語科目の単位取得(このカテゴリの活動は原則学内のプログラム)
- 授業・コース…東大で行われる講義の単位取得、MOOCsの修了、サマープログラム・ウインタープログラム等の修了
- 海外経験…留学やボランティアなどの海外経験。学外のプログラムも対象
- 国際交流活動…母語以外で開催される講演会・イベントへの参加、国際交流イベントの運営・企画、日本国外で行われる本学のPR活動参加・協力など
アクティビティは学内のものに限らず、大学が承認した活動は活動記録を残すことが可能。また、認定証を受けた後も、認定を受けた学生向けの海外留学プログラム(奨学金付き)や、イベントを予定しているそうですよ。
このGo Global Gatewayを推進する矢口祐人教授も、「これからの学生はグローバルであることが大前提である」と、下のビデオで語っています。本当にその通りですよね!
【Go Global Gateway】
- 運営:東京大学グローバルキャンパス推進本部「国際化教育支援室」
- 開始:2018年4月
- 対象:東大の全学生