日本の子どもが政策提言に取り組むための教材を開発
「認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」(FTCJ、東京・世田谷区)は、11月20日に制定されている「世界こどもの日」を記念し、日本の子どもが政策提言に取り組むための教材を開発。この教材は無料で提供され、個人でも学校でも活用することができます。

1989年の11月20日に国連で採択された「子どもの権利条約」で、子どもたちには「意見を表明し参加できること」が保障されています。「SPEAK UP ACTION KIT」はアクションを起こす助けになるだけでなく、子どもたちに自分のもつ「参加する権利」を知らせることもできる教材
「SPEAK UP ACTION KIT」は、ダウンロードをしてプリントアウトをするか、スマートフォン、パソコンなどの画面を見ながら、アクティブラーニングを実践できるキット。学校の授業でも自宅学習でも、誰もが無料で取り組むことのできるワークシート型の教材です。
アクションを起こすことができる仕様
「SPEAK UP ACTION KIT」は、読み進めて空欄に自分の考えや計画を書き入れていくことで、アクションを起こすことができる仕様。学校、メディア、議員や首長に働きかけたい場合の、具体的なアクション例や細かな注意点も解説されています。
また、「SPEAK UP ACTION KIT」には、2019年に当時小学校6年生だった女の子の意見が採用され、東京都世田谷区の母子健康手帳に「子どもの権利条約」の内容が掲載されるようになったときのレポートも掲載しています。
「SPEAK UP ACTION KIT」を使い、活動した内容は、フォームからFTCJに報告することができます。活動報告をすると、FTCJにより下記のようなフォローアップがされ、他の人にも自分のアクションを知ってもらうきっかけになります。そのアクションが広がったり、新しいアクションが生まれることにもつながることでしょう。
- FTCJのイベントへの招待
- 春に発刊する「ソーシャルアクションレポート」への掲載
- 希望者には活動内容証明証を発行
「SPEAK UP ACTION KIT」は、「FTCJ」公式サイトからダウンロードすることができます。
【SPEAK UP ACTION KIT】
- 発行:認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
- 公開日:2021年11月15日
- 形式:ワークシート型PDF(22ページ)
- 利用:無料