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ビジネス視点でグローバル度を評価
経営コンサルティング会社「A.T. カーニー」は、「2014年グローバル都市指標」および「新興都市展望」を発表しました(2014年4月15日)。
「A.T. カーニー」は、1926年に米・シカゴで創業したグローバルな経営コンサルティングファームで、世界40ヵ国に58もの拠点を築いています。
「グローバル都市指標」(グローバル・シティ・インデックス)は、経営者にビジネスに最適な都市を見つける際の指標として活用してもらうことを目的に、08年から調査が開始され、2年に一度ランキングを更新しています。
世界84都市において、ビジネス活動、人的資産、情報流通、文化的経験、政治的関与の5分野、計26項目でグローバルな関与度を独自に評価。
他都市とくらべて、グローバル資本、人、アイデアをどのように生み出し、引きつけ、維持しているかについて、包括的に知ることができることが特徴となっています。
今回で4回目となる14年のランキングでは、前回と変らずニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、香港の5都市がリード。
東京は前回と同じく4位でしたが、総合スコアは4.99から4.72に下がり、初回08年調査以来もっとも低い値に。
分野別では「ビジネス活動」が前回1位から3位に、「文化的経験」も評価項目の変更が主因であるものの4位から6位にダウン。
「人的資本」は留学生人口の改善により5位を維持し、「情報流通」も14位を維持。「政治的関与」は9位から8位にわずかに上昇しているとのこと。
北京は8位で初のトップ10入り。フォーチュン500企業の本社、インターナショナルスクール、ブロードバンド加入者、美術館のそれぞれの数が増加したことが要因となりました。
「新興都市展望」(エマージング・シティ・アウトルック)は、世界銀行が中低所得国に分類した国の34都市を対象に、今後10〜20年の間にグローバルリーダーになりうる能力を持つ都市をランキング。
上位5ヵ国に、ジャカルタ、マニラ、アディスアベバ、サンパウロ、ニューデリーがランクインしました。
グローバル都市指標ベスト20
- ニューヨーク(12年/1位、10年/1位、08年/1位)
- ロンドン(2位、2位、2位)
- パリ(3位、4位、3位)
- 東京(4位、3位、4位)
- 香港(5位、5位、5位)
- ロサンゼルス(6位、7位、6位)
- シカゴ(7位、6位、8位)
- 北京(14位、15位、12位)
- シンガポール(11位、8位、7位)
- ワシントンDC(10位、13位、11位)
- ブリュッセル(9位、11位、13位)
- ソウル(8位、10位、9位)
- トロント(16位、14位、10位)
- シドニー(12位、9位、16位)
- マドリッド(18位、17位、14位)
- ウィーン(13位、18位、18位)
- モスクワ(19位、25位、19位)
- 上海(21位、21位、20位)
- ベルリン(20位、16位、17位)
- ブエノスアイレス(22位、22位、33位)
新興都市展望ベスト20
- ジャカルタ(インドネシア)
- マニラ(フィリピン)
- アディスアベバ(エチオピア)
- サンパウロ(ブラジル)
- ニューデリー(インド)
- リオデジャネイロ『ブラジル)
- ボゴタ (コロンビア)
- ムンバイ(インド)
- ナイロビ(ケニア)
- クアラルンプール(マレーシア)
- バンガロール(インド)
- 北京(中国)
- ヨハネスブルグ(南アフリカ)
- コルカタ(インド)
- イスタンブール (トルコ)
- ケープタウン(南アフリカ)
- チェンナイ(インド)
- チュニス(チュニジア)
- ダッカ(バングラデシュ)
- カラカス(ベネズエラ)