コロナ禍で困窮する子どもたちを支援するための助成金
「財団法人レゴファウンデーション」(デンマーク)は、「Build A World of Play Challeng」に参加・応募する団体を、2022年4月7日(木)~5月17日(火)にかけて募集します。

レゴファウンデーションは、レゴグループの所有権を持ち、大学や教育機関などとレゴブロックの教育研究を進めている団体。「世界中の子どもたちに遊びを通して学ぶ機会を提供する」という約束を掲げ、子どもたちの未来のために力を注いでいる
「Build A World of Play Challenge」は、レゴグループ設立90周年を記念して開催されますが、背景には、新型コロナウイルスの流行により、世界中の子どもたちが深刻な問題に直面していることも大きく関連しています。
2020年3月から2021年2月の間に、194ヵ国で1億6700万人の子どもたちが育児ケアや教育サービスを受ける機会を失い、世界銀行の発表では、リモート環境で学習することができない未就学児も1億2000万人にのぼるとのこと。さらに、国連難民高等弁務官事務所によると、2018年から2020年にかけて年間平均29万人から34万人の子どもたちが難民となったそうです。
レゴグループは、このような危機的状況を解決するための資金が著しく不足しているため、本コンペティション開催により、過去最高額となる助成金を支給する予定です。
6才以下の子どもたちの成長に貢献できる団体を募集
コンペティションの対象は、世界中の子どもたちにいい影響を与える団体で、日本の団体も参加可能。
子どもを取り巻く問題に対して、エビデンスに基づいた革新的な解決策を提示した団体には、助成金を支給する予定で、選定の基準は「0才から6才までの子どもたちの成長に大きく貢献できるか・いかにインパクトがあるか・実現および持続可能であるか」など。
受賞者には、レゴファウンデーション史上最高額となる総額1億4300万米ドル(158億円相当)が授与される予定。
- 3団体…各約3000万ドル(34億6700万円相当)
- 2団体…各約1500万ドル(17億3350万円相当)
- 最終選考に残った10団体…各100万ドル(1億1556万円相当)
コンペティションの詳細は、「Build A World of Play Challenge」公式サイトで確認を。
【Build A World of Play Challenge】
- 主催:財団法人レゴファウンデーション
- 対象:世界中の子どもたちにいい影響を与える団体(日本の団体も対象)
- 応募期間:2022年4月7日(木)~5月17日(火)※デンマーク時間