高校生の化学活動を支援
「バイテク情報普及会」(東京・千代田区)は、「第6回高校生科学教育大賞」に参加する高校(対象となるのは、行事や部活動等の科学活動)を、2022年5月31日(火)まで募集しています。

バイテク情報普及会(Council for Biotechnology Information Japan、CBI Japan)は、植物科学やバイオテクノロジー作物の開発企業で構成する国際組織「クロップライフ・インターナショナル」の傘下にある任意団体。持続可能な農業の実現や食料の安定供給への貢献を念頭に、サイエンスベースで透明性ある許認可システムの構築を支援するための活動や、バイオテクノロジーの重要性についての広報活動を行う
この「高校生科学教育大賞」は、高校生が「持続可能な農業」と「植物バイオテクノロジー」についてより深く学び考えるきっかけとなることを目的に2017年にスタート、今年で6回目の開催となります。
毎年支援対象となる科学教育活動を公募し、最優秀校または優秀校に選ばれた学校には、1校あたり100万円を上限とした活動費用の支援を行っています。
昨年は、「昭和学院中学校・高等学校」の「学内植物工場設立を目指した分子生物実験環境の構築とPCR実験講座の開講」が最優秀賞に選ばれ、100万円を活動費用として支援。また、優秀賞の「貞静学園高等学校」と「山形県立置賜農業高等学校」各校にもそれぞれ申請額の一部となる10万円が支援されました。
今年も、農業とバイオテクノロジーへの理解が促進されるような研究、また遺伝子組み換え作物・ゲノム編集食品などに関するサイエンスコミュニケーション活動の計画やアイデアを募集しています。
応募スケジュールをチェック
スケジュールは、以下の通り。
- 6月…受賞校決定 ※バイテク情報普及会ウェブサイトで公表。支援金は7月中に支給。
- 7月~2023年3月…活動期間 ※7月中に支給される支援金を活用し、活動を進めます。
- 2022年3月…活動成果の発表、報告(締切は2023年3月31日) ※活動の内容を、学校内外(文化祭・学会・HP等)で発表。
- 4月…バイテク情報普及会へ活動報告書を提出(締切は2023年4月30日)
- 5月…バイテク情報普及会ウェブサイトにて 活動報告書を掲載
生徒自らによる企画も可能で、2018年には高校生が書いた申請書が高く評価され、最優秀賞(支援金100万円)に選ばれたそうです。
応募には、担当教員1名を申込責任者とし、学校を通して申し込む必要があります。1校につき3案件まで応募が可能です。
詳しくは、「高校生科学教育大賞」公式サイトより確認を。
【第6回高校生科学教育大賞】
- 主催:バイテク情報普及会
- 対象:高校、高等専門学校における学校行事・部活動などの科学活動
- 支援期間:2022年7月~2023年3月
- 支援内容:最優秀賞(1校)、優秀賞(数校)に選ばれた学校に、申請された活動費用の一部または全額を支援。1校あたりの上限は100万円で、申請額より減額して支給される場合あり
- 申込締切:5月31日(火)