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活用される英語資格・検定が決定
「独立行政法人大学入試センター」は、2020年以降に実施する「大学入試共通テスト」で使用する「大学入試英語成績提供システム」への参加が認められた英語4技能テストを、2018年3月26日(月)に公表しました。
2017年11月24日〜12月20日の申請期間には、7つの資格・検定試験団体からの申し込みがあり、その後「大学入試英語成績提供システム運営委員会」が参加要件を満たしているかを審査しました。
大学入試英語成績提供システムへの参加要件は、おもに以下のようなものとなっています。
- 日本国内で2年以上の実施実績があること
- 高校生の受検実績、大学入学者選抜における活用実績
- 英語4技能にすべての偏りのない評価
- 高校学習指導要領との整合性
- CEFRとの対応関係、その根拠となる検証方法および研究成果などの公表・検証体制の整備
- 毎年複数回実施
- 原則毎年度全都道府県で実施
- 経済的に困難な受検生への検定料を配慮など、適切な検定料であることの公表
- 本システムで活用可能な時期・方法などでの大学入試センターへのデータ提供
英検は「従来型」が認定されず
審査結果として、7つの資格・検定試験はほぼ認定されましたが、「IDP:IELTS Australia」が条件付き認定となり、ケンブリッジ英検の「リンガスキル」は国内での受験者がごく少数であること、英検の「従来型」は1回の試験で4技能すべてを評価できないことから、参加認定されませんでした。
なお、英検は従来型の英検に加え、2018年度より「英検CBT」、2019年度より「公開会場実施」「1日完結型」を新たに実施していく予定で、「従来型の英検会場で受験するが、一次の合否に関わらず不合格でも二次試験を受験できる」という「公開会場実施」タイプがすべての級で採用されています。
<参加が認められた英語4技能テスト>
- ケンブリッジ大学英語検定(ケンブリッジ大学英語検定機構)…C2(Proficiency)、C1(Advanced)、B2(First for Schools)、B2(First)、B1(Preliminary for Schools)、B1(Preliminary)、A2(Key for Schools)、A2(Key)
- TOEFL iBTテスト(Educational Testing Service)
- IDP:IELTS Australia(International English Language Testing System(IELTS)…アカデミック・モジュール ※条件付き
- TOEIC Listening & Reading Test/TOEIC Speaking & Writing Tests(国際ビジネスコミュニケーション協会)
- GTEC(ベネッセコーポレーション)…Advance、Basic、Core、CBT
- TEAP、TEAP CBT(日本英語検定協会)
- 英検(日本英語検定協会)…1級(公開会場)、準1級(公開会場、1日完結型)、2級(公開会場、1日完結型、4技能CBT)、準2級(公開会場、1日完結型、4技能CBT)、3級(公開会場、1日完結型、4技能CBT)
- IELTS(ブリティッシュ・カウンシル)…アカデミック・モジュール

共通テストを受験する場合、高校3年生の4~12月に2回まで受けた英語4技能テストの結果が、大学入試センターを通じて大学に送られることになります。
【「大学入試英語成績提供システム」参加資格・検定試験の結果公表】
- 運用元:独立行政法人大学入試センター
- 公表日:2018年3月26日(月)
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