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プログラミング教育を俯瞰してみよう
2020年に小学校で必修化される方針であることから、多方面で盛り上がりを見せている「プログラミング教育」。
でも、サービスやら教材がぞくぞくと登場していて、なかなか全体像がわからない…と、お嘆きの人も少なくないはず。
今回は、そんなプログラミング教育がよくわからなくなっている人にうってつけのイベント、「G7プログラミングラーニングサミットJAPAN 2016」を紹介します。
2016年11月12日(土)に、「早稲田大学」西早稲田キャンパス(東京・新宿区)にて開催されるイベントで、世界の教育現場で使われているプログラミング学習ツール約60点が集結。
そのうち6点はワークショップも開催するので、じっくりと触れて学ぶことが可能です。
次世代教育ツールのトレンドは?
主催するのは、「早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所」(東京・新宿区)と「フジテレビ KIDS」(東京・港区)。
両者は、プログラミング教育教材の教育効果に関する調査研究および次世代型プログラミング教育教材の開発に関する研究を共同で行っていくことに合意。
今回はその第1回目調査として、調査研究対象としてリストアップされた約60点のプログラミング学習ツールから6点を抽出し、ワークショップを通じて定性的な評価を行うそうです。
ワークショップでフォーカスするのは、下記の6つの学習ツール(ワークショップは各回定員30名、参加費2000円、所要時間1時間30分)。
①Lightbot(ゲームソフト)
- 開発国:カナダ
- 開発元:LightBot Inc.
- 開発年:2008年
- プラットフォーム:Webブラウザ、Android、iOS
- 対象:4才〜
ロボットの動きをプログラミングし、マップ上の特定の位置に到達するゲーム。動作を表した絵を組み合わせる。
②Viscuit(ビジュアルプログラミング言語)
- 開発国:日本
- 開発元:合同会社デジタルポケット、NTTコミュニケーション科学基礎研究所
- 開発年:2003年
- プラットフォーム:Webブラウザ
日本で開発されたビジュアルプログラミング言語。コンピュータがどのように動いているかを学習することが可能。
③CodeMonkey(ゲームソフト)
- 開発国:イスラエル
- 開発元:CodeMonkey Studios inc.
- 開発年:2014年
- プラットフォーム:Webブラウザ
- 対象:9才〜
ゴリラにバナナを奪われてしまったお猿さんをプログラミングでお手伝いして、バナナを取り返しにいくゲーム。
④Scratch(ビジュアルプログラミング言語)
- 開発国:アメリカ
- 開発元:MIT Media Lab
- 開発年:2007年
- プラットフォーム:Webブラウザ
- 対象:8才〜16才
マウスで直感的にプログラミングできるツール。独自のストーリー、ゲーム、アニメーションを作成できるフリーのプログラミング。言語とオンラインコミュニティ。
⑤OSMO Coding(タンジブル・アンプラグドツール)
- 開発国:アメリカ
- 開発元:Tangible Play, Inc.
- 開発年:2016年
- プラットフォーム:iOS
プレート状の専用ブロックを組み合わせることでプログラミング。ブロックを組み合わせることでタブレットのキャラクターが動き、イチゴを集めるゲームに挑戦。
⑥Robot Turtles(タンジブル・アンプラグドツール)
- 開発国:アメリカ
- 開発元:Robot Turtles LLC
- 開発年:2016年
- 形態:カードゲーム
4人まで一緒にプレイできるボードゲーム。紙でできた駒と盤面を使ってプログラミングをし、ゴールを目指します。
上記学習ツールに加え、世界各国のプログラミング学習ツール60点を展示した体験ブースも設置しているので、訪れて直接触れてみてもいいですね。
来場できなくても、多くのツールがオンラインサービスやアプリで提供されているので、気になるものからぜひ挑戦してみてくださいね!
【GBL JAPAN 2016】
- 主催:早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所、フジテレビ KIDS
- 日時:2016年11月12日(土)9時〜17時
- 場所:「早稲田大学」西早稲田キャンパス63号館(東京都新宿区大久保3-4−1)
- 入場:無料(ワークショップは1回につき2000円)