【グローバル教育相談室13 】公立校と私立校どっちがいい? 豪州親子留学で選ぶべき学校は

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私立と公立どちらがいい?

小学3年生の娘を連れて、1年ほどオーストラリアで親子留学してみたいと考えています。

学校は私立や公立がありますが、わが家の留学の場合、公立でも税金の補助は受けられないので、年間学費はかなりかかると聞きました。

コスト的にあまり変わらないのなら、私立もありかなと思うのですが、どのような基準で学校を選ぶといいでしょうか。

特長をあげてみると…

確かに、留学の場合は「International Student」の学費となるので、公立の場合でも相応の額になってしまいますね。

学費の問題も含め、私立か公立かを決める際のチェックポイントをいくつか見ていきましょう。

1.私立と公立で学費の差はほとんどないのか

授業料以外の経費も含めて考えましょう。やはり、留学の際には、学費の問題が一番の心配事項となりますね。

公立の留学生の学費は、州により負担額が異なるため一概に高いとはいえません。

また、私立の学費も学校によって大きく異なります(一般的にはカソリック系の学校が比較的安くなっています)。

また、学校のサイトに記載されている学費は授業料のみの場合が多いので、制服や諸費用も含めて検討する必要があるでしょう。

学費=授業料+制服代+テキストなどの学習関係費+遠足などの費用+α(寄付金など)

公立の場合では、International Student費用に学習関係費なども含まれている場合がほとんどです。

2.英語のサポートが確実に受けられるか

オーストラリアの場合、公立でも英語を母語としない子供たちへのサポートが充実しています。

ほとんどの学校に「ESLクラス」がありますし、たとえば南オーストラリア(SA)州では、「NAP」(New Arrival Program)というオーストラリアに来たばかりの子供たちが英語を集中的に学習するためのクラスや、バイリンガルティーチャー(授業や先生とのやり取りを通訳してくれるスタッフ)のサポートが受けられたりもします。

このような手厚いサポートがあるのは、留学生に対して州から学校へ助成金が出ているためです。

ですから、公立であってもあまり予算を心配せずに、学校が子供に必要と考えるサポートを提供することができるのです。

私立の場合は、各学校独自にサポートを行っているため、どの学校でもかならずいいサポートが受けられるとは限らないので、学校に直接確認する必要があります。

3.希望すれば入学できるのか(短期留学の受け入れの可否)

公立の場合は1年間でも問題はありませんが、私立では1年のみの留学を受け入れてくれるとは限りません。

また、私立でも公立でも評判のいい学校は空きがない場合もあります。

とくに、私立は現地の子供でも入学希望の何年も前から予約を入れていることもあるくらいです。

4.子供に合っている学校か

私立の学校は、独特の指導方針や保護者、生徒のカラーをもっている場合が多いようです。

また、地元でいかに評判がよく、ほかの日本人留学生が高く評価していても、その子に合っているかは別の問題です。

学校の雰囲気が合わずに、現地に来てからあわてて別の学校を探すこともあるので、できるだけ情報を集め、よく検討したほうがいいですね。

しかし、一般的に私立のほうが児童数が少ない場合が多いので、先生の目も行き届きやすくなるメリットはあります。

いっぽう、公立の場合は学区制の場合が多いので、エリアによって学校の雰囲気や学習レベルに違いが現れるようです。

公立を考える場合は、日本人が多く住んでいるエリアの学校を選ぶと安心でしょう。

5.設備面を重視するなら

設備のよさを考えるなら、私立のほうがいいかもしれません。

しかし、公立でも冷暖房完備で最新のICTや教育機器を備えている場合がほとんどなので、学習を行ううえで不便さはないはずです。

学習内容に関しては、州の基準に従って行われているので私立と公立に大きな差は見られません。

また、仮に長期の留学だとしても、日本のように私立校が大学を併設していることはあまりないので、進学に有利かという基準で私立を選ぶことはありません。

ちなみに、オーストラリアの国公立大学は37校、私立大学は2校となっています。

1年間の留学ですので、さまざまな側面から検討し、留学目的に合った学校を見つけることが一番ですね。
【各州公立校のInternational Student費用についてのリンク】

回答者/崎田和紗子

10年前に渡豪後、現地にて日本人のための教育機関にて教育管理や学習指導に携わりながら、日本人親子の教育や精神面のサポートを行う。2013年に「国際教育支援研究所」を設立し、国際教育で生じる不安や悩みについて、保護者や子供たち、教師を対象としたサポートと親子の理想の教育を実現するためのプラン作成「教育デザイン」の指導を行っている。「崎田和紗子」の名は、6年前の誕生日に支援を受けたお礼にと子供たちからその名前の一字ずつを合わせて贈られたもの。「子供たちの未来のための仕事」という初心を忘れないために、仕事の大切なパートナーとして使用している。

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