【グローバル教育相談室02】アジア圏での教育の質の見極め方は? インター選び4つのポイント

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学校の質を見極めるには?

親子留学の地として、このところアジア圏のインターナショナルスクールが注目されています。

たしかに、生活費や学費が比較的安いことや、子供に対してやさしいなど子育てしやすそうな環境は魅力的です。

ただ、留学先の選び方として、いちばん知りたいのが「教育の質」ですが、ほとんどそういった情報もなく、見極めることが難しい…

学校選びの際、なにか判断基準になるようなものがあれば教えてください。

インター選び4つのポイント

相談内容には「アジア圏のインターナショナルスクール」とありますが、「教育の質」については、どの国のインターも同様に確認する必要があると思いますので、インター全般での「教育の質」の判断基準を考えてみたいと思います。

1.英語が母語の生徒の割合

インターナショナルスクールでは、現地の子供たちや英語圏以外から来た子供たちも一緒に学習をしています。

この点は、多様性のある友だちを作り、さまざまな文化を知るという意味ではとても大きなメリットですが、学習面では気をつけなければならないこともあります。

現地の第一言語が英語ではなく、クラス内の現地の子の割合が多い場合、あるいは英語圏以外から来た子供の割合が多い場合は、クラス内での英語での学習の進行に影響がでてきます。

インターナショナルスクールは語学学校ではありませんから、メインの学習がしっかり行えない状態では心配です。

「教育の質」と一見関係がなさそうですが、指導には大きく影響を与える要件なので、英語が母語の子供の割合を事前に確認しておく必要があります。

2.インターナショナルスクールとしての認定や実施しているプログラム

一般の学校とは異なるインターナショナルスクールの教育内容や質などを、外部から知ることは難しいです。

その場合、その学校がどのような認定を受けているのか確認するのもひとつの目安となります。

たとえば、日本のインターの多くは「WASC」(Western Association of Schools and Colleges、米国西部地域私立学校大学協会)や「ACSI」(Association of Christian Schools International、キリスト教学校国際協会)の認定を受けています。

これらは国際的な評価団体で、日本でもこれらの認定を受けたインターの修了者には大学入学資格が与えられます。

つまり、教育の質や学校としてのあり方が日本の基準でもおおむね満たされているということになるので、私たちには見えにくい部分を確認するための基準として考えてもいいと思います。

また、授業が国際的に認められているプログラムで行われているかという点も判断の基準となります。

3.卒業生の進路

インターナショナルスクールを卒業した生徒たちがどのような大学に入学しているのかは、その学校の教育の質を知るもっともクリアなデータとなります。

確認する際は、どの学校に何人入ったかではなく、全体の何パーセントがどのランクの学校に入っているかを目安としてください。

高いランクの学校に多くの割合の生徒を入学させているとすれば、やはりよい指導が行われていると考えられますね。

4.教育コーディネーターの有無または質

インターナショナルスクールのように多様な子供たちが集まった場合、教育や進路に関してさまざまな問題が発生します。

教員とは別に、そのような問題に即対応できる教育コーディネーターや担当者がいる学校は、やはり教育の質の維持や向上に熱心であると考えることができます。

もちろん、あまり熱心ではない担当者ということもあるので、説明会やできれば在校生の保護者などに確認すると安心ではないでしょうか。

また、どんなに調べ上げて決めた学校であっても、入学後なんらかの理由で子供に合わないことも意外に多いものです。

念のため、その学校と同等レベルの転校可能な学校を見つけておくと安心ですね。

回答者/崎田和紗子

10年前に渡豪後、現地にて日本人のための教育機関にて教育管理や学習指導に携わりながら、日本人親子の教育や精神面のサポートを行う。2013年に「国際教育支援研究所」を設立し、国際教育で生じる不安や悩みについて、保護者や子供たち、教師を対象としたサポートと親子の理想の教育を実現するためのプラン作成「教育デザイン」の指導を行っている。「崎田和紗子」の名は、6年前の誕生日に支援を受けたお礼にと子供たちからその名前の一字ずつを合わせて贈られたもの。「子供たちの未来のための仕事」という初心を忘れないために、仕事の大切なパートナーとして使用している。


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