ファッションの持つ可能性について考えよう
「聖心女子大学」グローバル共生研究所(東京・渋谷区)は、オンラインイベント「ソーシャル・ファッションってなんだ?」を、2021年12月11日(土)に開催します。

「聖心女子大学グローバル共生研究所」は聖心女子大学の教育理念に基づき、グローバル共生を実践するための教育と研究、社会活動を目的とした研究所で、地域や社会に向けたさまざまな講座やイベントを実施
このイベントは、スリランカの元内戦地域の女性たちの支援活動を行う「Gnadaa(ナダァ)」の代表、スベンドリニ・カクチさんを招き、「ソーシャル・ファッション」の本質について考えます。
ファッションは貧困や偏見を克服するための手段
1983年に民族間、宗教間の対立から内戦が始まったスリランカ。その後、30年におよぶ内戦のなか、2004年にはスマトラ島沖地震がスリランカを襲い、3万人以上の人が命を奪われ、多くの人々が家族や生活を失いました。
「Gnadaa」は、スリランカ語で「歩く」を意味する、女性の自立支援を目指すソーシャル・ファッション・プロジェクト。内戦中の2007年にスリランカ北部で立ち上げた裁縫センターでは、女性たちが赤やブルー、サフランイエローの美しい色の服を身につけ、必死に生きてきました。

「Gnadaa」公式サイトより
ジャーナリストでもあるスベンドリニ・カクチさんは、家族を亡くしたり、残された家族を守るために働く女性たちのファッションには、生き抜くための強い決意や勇気が現れ、強いメッセージ性があるからこそ、女性たちが縫製やデザインなど、ファッションに通じる仕事で女性たちが貧困や偏見を克服できるよう支援しています。
聖心女子大学准教授・杉原真晃さんと学生団体「はなはなSDGs」によるパネルディスカッションも予定しており、イベントの最後には参加した人たちの願いをこめた「WISHツリー」を作るそうです。
興味のある人は、「聖心女子大学グローバル共生研究所」公式サイトから詳細を確認のうえ申し込みを。
【オンラインイベント「ソーシャル・ファッションってなんだ?」】
- 主催:聖心女子大学グローバル共生研究所
- 日時:12月11日(土)10時半〜12時
- 会場:Zoomウェビナー
- 対象:誰でも参加可能
- 参加:無料