千葉大の科学人材育成プログラム
「千葉大学」は、Society 5.0を創出する未来リーディング人財養成を目的とした「ASCENT Program」参加者40名を、2021年6月1日(火)~30日(水)にかけて募集します。
このプログラムは、東大や東北大学などと同様に、科学技術振興機構が支援を行う「グローバルサイエンスキャンパス事業」に採用され実施されるもの。
募集対象は、中等高校や高専を含む全国の高校1、2年生。オンライン・対面問わず、すべての講座やアクティビティに参加できることが応募条件となります。
他大学は、研究のための基礎スキルや最先端の研究講座などがメインとなっていますが、千葉大学はとくにデータサイエンス、プログラミングスキルに焦点を当てたプログラムを提供。
今後、科学が新たな価値を社会に提供し続けるには「現実世界と仮想世界の融合を促すデータサイエンスの素養が不可欠」という認識に立ち、Society5.0の実現を担える研究者の育成を目指します。
応募方法や学びのプロセスについて
受講を希望する人は、公式サイトから応募書類フォーマットを入手して記入。
千葉県内生徒が対象の「高大連携選抜」と、千葉県外の生徒を対象とする「サイエンスチャレンジ」があり、使用する応募書類が異なってくるので注意。いずれの応募枠でも自己推薦、活動実績、課題レポートのほか、自己紹介動画の提出が求められます。
1次選抜を通過した40名は、先端科学基礎講座を共通で受講。分析学やプログラミング、社会デザイン、ディベートスキル、英会話などを学びます。先端科学基礎講座は大半でオンライン講義が採用される見込みです。
そして、基礎講座の修了生を対象に2次選抜を実施。選ばれた15名は、課題研究のフェーズへと進みます。
引き続きオンラインでの指導も行われますが、日曜日や長期休暇を利用した大学研究室での課題実験も本格的に始動。プログラム専属コーディネーターより指導を受け、希望の研究課題にマッチした研究室へと配属されます。
プログラム終盤では、国内外の研究者を前に英語によるポスタープレゼンで研究成果を披露。高評価を得れば、国内外の学会で発表や論文投稿を行えるチャンスがあります。
さらに、海外派遣選抜として3名程を選出、海外機関での研究体験や現地の生徒と交流する機会が設けられます。
【ASCENT Program】
- 主催:千葉大学
- 実施期間:2021年度詳細未発表
- 場所:千葉大学
- 対象:全国の高校1・2年生(高専、中等教育学校含む)
- 人数:40名
- 参加:無料
- 応募期間:2021年6月1日(火)~30日(水)