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【なるほど国際バカロレア01】日本の教育が激変…世界共通のグローバル教育プログラムとは?

IBではなにを得られるのか

では、IBの教育プログラムを通じて、子供たちはどのような力を身につけていくことができるのでしょうか。

まず、授業において得られるのはもちろん「知識」です。これは日本の学習と変わりませんが、特徴的なのは、授業では思考に重点を置いていることです。

それも教えられたことや他人の意見をそのまま鵜呑みにするのではなく、クリティカル・シンキング(批判的思考)での学習が求められます。

物事に対しクリティカル・シンキングを行うためには、十分な知識が必要となりますから、良い思考を行うために必要な知識を自ら身につけることを自然に繰り返すようになり、子供たちの主体的な知識の獲得と深い思考の姿勢が養われます。

また、クリティカル・シンキングを行うためには情報の収集も重要です。

そのためには、資料を読んだり、他人の意見を聞いたり、あるいは自身で調査を行うことも必要になってきます。そのためには、コミュニケーション能力や言語力が必要となるので、このプログラムをこなすことによって、これらの能力も育成されていきます。

さらに、IBにおいては、理念の部分でも触れていますが、全人教育を目指しています。つまり、知識や思考などの能力だけではなく、心やバランスも大切にしています。

この点について大きな役割を果たしているのが、CAS(Creativity Action Service)と言えるのかもしれません。

CASでは、創造的活動やスポーツ、ボランティア活動などの実践が求められます。これらは、教師のサポートがあるわけではなく、おもに学校外で個別に行う活動となります。

それぞれが考え、自身に必要なもの、求めるものを得るための活動行いながら、自分や社会と向き合っていきます。そのため、ひとりの人間として社会で生きていくための主体性、行動力、広い視野、コミュニケーション能力などが身につくでしょう。

また、多くの課題をこなしていくわけですから、集中力や根気、セルフコントロールの力も当然養われていきます。

IBの理念=期待されるグローバル人材

「国際バカロレアの理念」と、11年に日本の「グローバル人材育成推進会議」によって提出された「グローバル人材の定義」はほぼ一致しています。

このことを踏まえると、いま日本政府が「国際バカロレア」の導入に力を入れている理由がわかると思います。

国際競争力をつけるためには、世界に通用するコミュニケーション能力(言語力+プレゼンテーション力)と思考力、行動力をもった人材育成が急務であるため、IBプログラムが活用されようとしているのです。

次回は日本をちょっと離れて、海外でのグローバル教育の考え方について話をしたいと思います。

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