国際バカロレアDPが評価対象に
「慶應義塾大学」湘南藤沢キャンパス(SFC)は、2015年4月入学よりAO入試に「国際バカロレア」(IB)を評価の対象として導入します。
SFCには、総合政策学部と環境情報学部のふたつの学部があり、一般入試のほかAO入試、帰国生入試、留学生対象入試を実施。
このうち、AO入試に「IB方式」を導入し、4月入学Ⅰ期、Ⅱ期、9月入学(海外出願のみ)の年3回試験を実施します。
現行のAO入試にはA〜Cの3方式あり、IB方式は「A方式」に必要とされる出願条件に加え、国際バカロレア資格(IB)DPを取得もしくは取得見込みであることが条件。
ちなみに、A方式とは「学業を含めた様々な活動に積極的に取り組んだ生徒」、B方式は「高等学校での学業成績が優秀で、評定平均値4.5以上の生徒」、C方式は「指定されたコンテストで所定の成績を修めた生徒」が対象。
A方式の出願条件は下記のとおり(1~4の条件をすべて満たす者)。
1)次の1つ以上に該当する者
- 高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を卒業した者、および入学までに卒業見込みの者
- 高等専門学校の第3学年を修了した者、および入学までに修了見込みの者
- 学校教育法施行規則第150条にある高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および入学までにこれに該当する見込みの者
2)本大学総合政策学部・環境情報学部への志望理由や入学後の構想が明確であり、第一志望としていずれかの学部での勉学を希望する者
3)本大学総合政策学部・環境情報学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
4)学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者
- 学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている
- 外国語能力やコンピュータ技術等の技能において優れており、高度な資格や技術を有している
- 社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている
- 学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している
- 学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等において指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている
- 関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている
出願書類は、A方式+「IBの成績評価証明書およびDiploma」(IB取得済の場合)もしくは「Predicted Gradesおよび資格取得見込証明書」(IB取得見込の場合)が必要。
選考は、1次選考が書類選考、2次選考がひとり30分程度の面接試験となります。
AO入試における募集人員は、総合政策学部、環境情報学部ともに100名(計200名)。
B方式やC方式においても、15年4月以降変更があるそうなので、詳細は14年5月上旬に発表予定の「AO入試募集要項」で確認を。
【慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス AO入試に「IB方式」導入】
- 場所:湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市遠藤5322)
- 学部:総合政策学部、環境情報学部
- 変更時期:2015年4月入学より