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都立校もIB認定取得に動き出す
現状ではインターナショナルスクールや私立校など、国内では16校のみに認定されている「国際バカロレア」(DP)ですが、東京都では都立高校でも認定取得を目指して準備を進めています。
東京都教育委員会は、2012年2月に「都立高校改革推進計画 第一次実施計画」を策定し、海外大学への進学資格が取得できる都立高校初の「国際バカロレア認定校」設置を目指すことを公表。
12年8月に「国際バカロレア検討委員会」を設置。
13年3月、188校の都立高のなかから、すでに海外大学進学者を多数輩出している「都立国際高等学校」において取得を目指すことを決定しました。
13年度はカリキュラム検討を進め、14年度からは英語による授業を開始。将来的な国際バカロレア認定の取得につなげていき、3〜4年(2017年)後の取得を目指すそう。
実現すれば、公立第1号のIB校誕生となります。
ちなみに、これまで日本国内におけるDP認定校は中高一貫校のみで、DPの授業に移行するまえのかなり早期からの英語習得が必須となっていました。
都立学校で導入する際には、学習指導要領や教育スタッフの確保、施設・設備などの条件整備などさまざまなハードルもあるかと思いますが、家庭の経済状況によらず意欲的な子供たちがIB取得の機会を得られることはすばらしいことですね。
「都立国際高等学校」(東京・目黒区駒場)は、都立高校として唯一「国際学科」のみを設置している高校で、外国語、国際理解、課題研究といった専門教科を実施。
生徒約720名のうち、外国籍や帰国生の生徒が3分の1を占めるなど、生徒のバックグラウンドも多彩。
英語圏の大学を目指す生徒のために「TOEFL」や「SAT」に対応する授業もあり、これまでプリンストン大学、ブラウン大学、ペンシルベニア大学、UCLAバークレー校、スウォーツモア大学などの難関校に進学した生徒も。
ネイティブの英語教師も多数在籍するほか、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語も外国人教師から学ぶことができます。
【東京都立国際高等学校】
- 創立:1989年
- 住所:東京都目黒区駒場2-19-59
- 設置学科:国際学科
- 生徒数:約720名