世界に通用する紳士を育成
兵庫県・芦屋市にある「甲南高等学校」では、2010年から「グローバル・スタディ・プログラム」という海外研修を含むプログラムを実施しています。
1918年に設立された甲南高等学校は、「健全なる常識をもつ世界に通用する紳士たれ」という精神のもと、バランスのとれた教育を実施する中高一貫の私立男子校として知られています。
「グローバル・スタディ・プログラム」は、高校2年生と3年生の「文Ⅰコース」(甲南大学進学を目指すコース)の希望者を対象に実施されているプログラム。
グローバル時代に必要とされる国際感覚や異文化理解力、そして語学力を養うことを目的としています。
プログラムは、3ステージからなります。
第1ステージは、「留学準備」。
高校2年生の1・2学期は、総合的な英語力を身につけるだけでなく、歴史や経済についても体系的に学び、有意義な国際交流につなげる期間。
第2ステージは、ニュージーランドやカナダの姉妹校へ9~10週間の「短期留学」。
ニュージーランドの「オークランドユニークNZ・インターナショナルスクール」、カナダの「バンクーバー・バーナビー公立学校区」、イギリスの「ベル・インターナショナルスクール」の3つの指定校から選択可能。
ホームステイと語学研修で英語力を磨きつつ、現地の学生や他国からの留学生とも積極的に交流することで、広い視野と国際的なコミュニケーション能力を身につけます。
第3ステージは、留学体験を論文としてまとめて英語の授業のなかで発表する、3年次での「共有体験」。
貴重な体験を仲間と共有し、さらなる語学や国際理解学習の深化に役立てます。
2012年3月には一期生が卒業し、カナダの名門「ブリティッシュコロンビア大学」に進学する卒業生も出ているとか。
多感な高校時代におけるグローバルな体験は、生徒たちを大きく成長させ、国際社会への第一歩を踏み出すきっかけになるに違いありません。
【甲南高等学校 グローバル・スタディ・プログラム】
- 住所:兵庫県芦屋市山手町31-3
- 開始:2010年4月
- 対象:「文Ⅰコース」に在籍する高校2年生、3年生(2年間プログラム)