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難民地域に平和な未来を創るアイデアコンテスト
世界の子どもを支援する国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(東京・中野区)は、「SKETCH THE FUTURE 未来ドラフト2018-わたしと難民がつながるアイデア・コンペティション」決勝大会を、2018年9月2日(日)に開催します。
この「未来ドラフト」は、若い世代が難民問題に関心を寄せるきっかけになることを願い企画されたコンペで、多くの南スーダン難民が生活するウガンダの「ビディビディ難民居住地」における平和な未来をつくるためのアイデアを募集。2018年8月3日(金)の締切日までに、全国の29才以下の若者から210件のアイデアが寄せられました。
決勝大会では、一次審査を通過した8アイデアの発案者がプレゼンテーションを行い、グランプリを決定。グランプリに輝いたアイデアは、発案者、「アイデア実現部隊」(大学生有志チーム)が、2019年1月にワールド・ビジョンが難民支援を行うウガンダの難民居住地を訪問し、実現する予定となっています。
最優秀賞に選ばれたアイデアは現地で実現
一次審査を通過したのは、下記の8つのアイデア(タイトルのあとは、発案者からのコメント)。発案者には、子ども時代に親を亡くした経験を持つ学生、途上国で「お金がない自分は無力」と絶望したけど知恵やアイデアの寄付があると気付き応募した学生などがいるそうですが、これらの多彩なアイデアからグランプリがいかに選ばれ、実現していくプロセスを見届けることで、次回はみなさん自身がプレイヤーとして挑戦するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
なお、審査は、南スーダン難民支援を担当しているワールド・ビジョンのスタッフなどにより行われたそうです。
- 会うたびに、愛してる(むか犬)…自らのアイデアで世界をもっとおもしろくしたいという一心で、応募。机上の空論で終わることなく、難民問題という大きな壁を乗り越える一歩をこのアイデアで踏み出したい
- BidiBidi Caravan on the Move!(ビディビディキャラバン)…アフリカ東南部や難民居住地で支援活動の経験があるメンバー4人が考案。わくわくするアイデアを詰め込んだキャラバンが走り回り、いまを生きる難民の子どもたちが夢と希望を共有します
- 仮面舞踏祭〜みんな同じで踊りだせ〜(SHOT-A)…世界で苦しんでいる人がいるならば、同じ地球に住む者として手を差し伸べるべき。その思いを表現し、皆様の心を動かし、世界の未来を少しでも変えられればと思っています
- 「着る」から「生きる」へプロジェクト〜そこで始まるファッションショー〜(田村なみちえ)…アフリカで起きる問題は、自分のアイディンティティからも身近に感じること。自分が培った物事を見るときの多角的な視点を用いて、かならずアイデアを届けたい
- ウガンダと南スーダンをつなぐ果実と花の溢れるセンターパーク(果実x花ぷろじぇくと)…世界では親とはぐれ食料にも困っている子どもたちがいる。公園は現地の子どもたちの楽しみ、やすらぎの場になると確信している。ぜひ実現させたい。
- 僕らとアート~君に伝えたい想い~(東アフリカスタディーツアー)…この夏東アフリカで難民問題をテーマにスタディーツアーをするメンバーによる企画。難民たちに成功体験をもってもらうとともに、彼らの力を世界に伝えたい
- Music for us ~音楽で心をつなぐプロジェクト~(OTMfromICUHS)…高校でビディビディ居住地で暮らす人たちについての話を聞く機会があり、何かできることがあるのではないかと考え応募。メンバー全員が異文化を持つ背景を生かし、子どもたちの立場で考えてみました
- 未来を調理する共有キッチン(市村知輝)…アフリカ難民の本には、想像を絶する、無秩序で暴力と憎しみに溢れた世界がありました。日本とはあまりにもかけ離れた環境で生きる人に対し、自分がどれだけ深く考え寄り添うことができるか、今夏の挑戦です
決勝大会の審査員には、CAMPFIRE代表取締役社長・家入一真さん、国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表・土井香苗さん、福島デザイン主宰・福島治さん、作曲家・宮川彬良さんを迎え、さまざまな視点から審査が行われます。
観覧を希望する人は、「ワールド・ビジョン・ジャパン」公式サイトより申し込みを。
【未来ドラフト2018決勝大会】
- 主催:ワールド・ビジョン・ジャパンとは
- 日時:2018年9月2日(日)12時30分〜16時
- 会場:「東京ウィメンズプラザ」(東京都渋谷区神宮前5-53-67)
- 定員:150名(先着順)
- 参加:無料(要事前予約)