知ることから「OSEC」撲滅の一歩を踏み出そう
「NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン」(東京・杉並区)は、オンラインセミナー「OSECを知っていますか? 子どもたちにおよぶオンラインでの性搾取」を、2022年2月19日(土)に開催します。

チャイルド・ファンド・ジャパンは、子どもの権利条約に基づいて、フィリピン・ネパール・スリランカの3ヵ国で地域開発支援、緊急・復興支援、アドボカシー(広報・啓発・提言)の活動を展開している
「OSEC(オセック)」とは、子どもへのオンライン性搾取(Online Sexual Exploitation of Children)のこと。
このプロジェクトは、2021年にチャイルド・ファンド・ジャパンが青山学院大学でOSECに関する講義を担当したことをきっかけに、啓発動画の作成、学生へのアンケート調査と、OSECをなくすアドボカシー活動(啓発・提言活動)がはじまったことを契機としています。
2月8日(火)には、Change.orgにてオンライン署名をスタートし、当事者でもある中高生にも署名を呼びかける予定。集まった署名は、要望書とともに政府へ提出し、政策への反映を求めるそうです。
本セミナーでは、下記のような紙芝居や動画なども交えて、OSECの問題についてわかりやすく伝える内容となっています。
- 紙芝居の上演と解説(劇団どろんこ座)
- OSECの概要(ECPAT/ストップ子ども買春の会 共同代表 宮本潤子さん)
- 各国の法制度、日本の自治体の取り組み(青山学院大学 学生有志)
加害者と直接会わなくても、子どもの心と体をむしばむオンライン性搾取は大きな問題となっていて、警察庁によると、2020年にSNSで犯罪に巻き込まれた児童は1819人で、その約33パーセントが児童ポルノの被害となっています。
5月にはシンポジウムも開催予定で、この活動はSDGs目標16.2「子どもへの暴力の撲滅」につながる活動でもあるので、保護者としても積極的に関わっていきたいですね。
詳細は、「チャイルド・ファンド・ジャパン」公式サイトで確認を。
【OSECを知っていますか? 子どもたちにおよぶオンラインでの性搾取】
- 主催:チャイルド・ファンド・ジャパン
- 日時:2月19日(土)13時~16時
- 開催方法:オンライン(Zoom)
- 対象:誰でも参加可能
- 定員:100名
- 参加:無料