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p.schoolで学び、世界が変わった!
2018年3月〜5月にかけてp.school「入門編」を、9月から11月にかけて「基礎編」を受講しました。
【関連記事】Emilieさんのp.school「入門編」受講レポート
これまで、私は中学校で勉強と部活をこなし、家と学校の往復で終わるような生活をしていました。それはそれでとても楽しいのですが、同じ環境に身を置き続けるだけではなく、自分がまだあまり知らないけれど興味のある分野に挑戦してみたくなりました。それが、今回p.schoolを受講しようと考えた理由です。
受講することで、この生活が少し変わったらいいなと思ったのです。
実際、p.schoolを受講してみて、私の世界はガラッと変わりました。これまでとは同じものでも違う視点から考えることができるようになりました。その体験をシェアします。
基礎編では5種類の講座で学ぶ
基礎編では、入門編よりもさらに発展した「プログラミング」「ビジネスデザイン」「リベラルアーツ」「リーダーシップ」に加え、「ICT基礎」の5種類の講座があります。
これら5つの講義動画を視聴して学習を進めていきますが、オンラインでいつでもどこでも動画を視聴して学習できるp.schoolのしくみは、なにかと忙しい生活をおくる私には本当に便利で、私は週末を中心に集中して受講しました。
また、難しいところやもう一度確認したいところは何度も見直すことができ、動画の再生速度も変えられるのでその機能もよく使いました。たとえば、プログラミング講座では、動画を視聴しながら実際に手を動かす作業をしていたので、これらの機能はありがたかったです。
■プログラミング講座
「プログラミング講座」は、入門編はやさしく取り組みやすかったのですが、基礎編では難しくなってきました。
入門編はおもに「Scratch(スクラッチ)」というMITメディアラボが開発した子ども向けプログラミング言語を利用していましたが、基礎編ではそれに加えて、同じく子ども向けなのですがScratchとはまったく違う「Viscuit(ビスケット)」という言語にも挑戦しました。
Viscuitは絵を描くことでプログラミングすることができますが、ふたつとも視覚的にわかりやすく、かわいい言語なので、取り組んでいて楽しかったです。
とはいえ、最初のほうは簡単そうだとなめていましたが(笑)、実際にやってみるととても奥深く工夫次第で多くの作品が作れるため、難しいところもありました。
その後、Scratchのプログラムをテキスト言語で覗いてみました。これまでのような感覚的にプログラミングできる言語とは違い、急に複雑になったようなテキスト言語をみて不安に感じましたが、講義動画でていねいな解説があったので、サクサクと学ぶことができました。
今回の基礎編では、テキストプログラミング言語のひとつ「Processing(プロセッシング)」をおもに学習しました。
私にはこのProcessingが合っていたようで、講義動画以外にも、プログラミング講座の講師である松林先生が薦めていた本やいろいろなウェブサイトなども読みました。ネットでの情報は日本語より英語のほうが充実していたこともあり、頑張って読んでみたりもしました。
修了課題には、Processingを使って「PONGゲーム」というパソコンのキーボードを使って球を打ち合うシンプルなゲームを作りました。球の動きに重力も加味するのがなかなか難しかったです。
刺激的なビジネス、リベラルアーツ講座
■ビジネスデザイン講座
「ビジネスデザイン講座」では、ビジネスモデルを8種類に分類し、それぞれのしくみを図解で学ぶことができました。
講義では多くの例をあげて説明してくれたので、ビジネスが身近なものになりました。普段の生活でも、「あ、このサービスはp.schoolで習ったあのビジネスモデルかも!」などと考えることが多くなりました。
受講する前は、ビジネスに興味を持っても自分とは遠い話と考えていましたが、起業することにも興味を持ち始めました。また、商品の値付けの背景について考えることができるので、ビジネスモデルを学ぶことは生活にも役立つかもしれないと思いました。
■リベラルアーツ講座
「リベラルアーツ講座」は学校や教科書では学べないけれど、世界で活躍するにはぜひとも知っておきたい知識・教養を学ぶ講座です。
基礎編ではおもに世界の科学・技術史について学びました。私はもともと歴史が好きだったので、講義動画を楽しく視聴できました。講師の麻生川先生のお話が面白かったです。
学校で習うような歴史とは一味違って、科学・技術を中心に歴史を見るのはとてもいい経験でした。今後も分野に固執せず、さまざまなことを学び、いろいろな視点でモノを見ることができるようになりたいです。
■リーダーシップ講座
そして、「リーダーシップ講座」では社会で活躍している人のお話を聞くことができます。らでぃっしゅぼーや代表取締役である緒方大助さんの「らでぃっしゅぼーやが創る、日本の食卓・農業の未来」という講義がとても印象に残りました。
私の家がらでぃっしゅぼーやを利用していたのですが、どのような会社なのかを知ることができた、とてもいい機会でした。
これからは「ICTの知識は必須」と実感
■ICT基礎講座
最後に、基礎編から加わった「ICT基礎講座」。
ICTとは何か?から始まり、コンピュータの歴史、技術、考え方を学びます。私にとってはこの講座が1番難しく感じました。中学校でも似たようなことを学習しましたが、それよりもはるかに詳しかったです。
コンピュータを利用していく上で、そのしくみについてよく理解しておきたいと思ったので、難しいところは講義動画を巻き戻して視聴しました。
最近は科学技術が発達したことにより、身の回りの便利なサービスやモノについてしくみがよくわからないまま利便性だけを享受する「ブラックボックス化」した状況です。
家電などのしくみについていちいち理解する必要はないけれど、これからはプログラミングをする上でも、仕事をする上でもコンピュータのしくみの基礎知識は必須なのではないかと感じました。
* * *
このように、p.schoolでは多くの豊かな学びを得ることができました。
これからも、プログラミングの学習をもっと続けていきたいと思っています。電子アートとビジュアルデザインのための言語である「Processing」を通じてデジタルアートに興味を持ったので、Processingについてさらに深く学んで、デジタルアートの作品を作りたいです。
また、ビジネスについてもp.schoolをきっかけに興味を持ったので、将来の選択肢として起業も心の中に持っていようと思います。
p.schoolで学んだことを生かして、いつか社会にいい影響を与えられるようになりたいと思います!
【p.school「基礎編」】
- 運営: p.school
- 受講期間:2018年9月〜11月