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東京2020は最先端テクノロジーにも注目
「東京オリンピック・パラリンピック2020」まで残すところ1年となり、さまざまな場所でプレイベントが開催されていますが、これらのイベントに積極的に参加することで、世界が湧き上がる東京2020へのワクワク感を共有していきたいですよね。
そんな数ある関連イベントのなかで注目なのが、MIT発の最先端テクノロジーで世界最速記録を目指す日本人開発者の挑戦にフォーカスしたイベントです。
さて、下の写真は「Xiborg(サイボーグ)」という名のアイテムですが、なんのための道具かわかりますか?
そう、これは義足のアスリートのために開発された義足の板バネ部分です。
Xiborgは、バイオメカニクス(生体力学)に考慮し、板バネ素材のさらなる技術革新により磨き上げられた最新鋭の競技用義足で、東京2020大会の100メートル走では、義足のアスリートが健常者のアスリートのチャンピオンよりも速く走る可能性も出てきているそうです。
この壮大な夢にチャレンジしているのが、「すべての人に動く喜びを」をテーマに、2014年に義足開発ベンチャー・Xiborgを立ち上げた遠藤謙さん。
遠藤さんは、慶應大修士課程修了後、12年にマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。同年、MITが出版する科学雑誌「Technology Review」が選ぶ35才以下のイノベータ35名に、14年には「ダボス会議ヤンググローバルリーダーズ」にも選出されています。
競技用義足メーカーは、これまで「オズール社」(アイスランド)と「オットーボック社」(ドイツ)の2社が圧倒的なシェアを誇っていましたが、16年の「リオ・パラリンピック」では、Xiborg所属の佐藤圭太選手が400メートルリレーで銅メダルを獲得。Xiborgは、設立2年目にして世界トップレベルの選手からも注目されるようになりました。
選手とコーチの日々のトレーニングの絶え間ない努力が、Xiborgの技術の上に成果として結実する「パラリンピック」を、2020年の夏に目の当たりにできるーーこれは楽しみになってきましたね!
障害×テクノロジーから見えてくる未来
さて、そんなXiborgの遠藤謙さんから、アスリートとの交流や、実例を交えテクノロジーと人との融合について直接学べる、日経2020サポーターズクラブ親子体験教室「スポーツ用義足を知って、体験しよう」が、9月に大阪と東京で開催されます。
大阪は9月15日(日)、東京は28日(土)に開催され、それぞれの会場で親子50組100名を募集。
さらに、男子400メートルハードルの日本記録保持者であり、世界選手権銅メダリストの為末大さんが、子どもにもわかりやすく25年間の競技人生について自らの経験を語るなど、下記の3つの授業が開講します。
- Lesson1「スポーツ用義足について学ぼう」…遠藤謙さん(Xiborg代表取締役、ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員)
- Lesson2「障害とテクノロジー、そしてサイボーグ」…遠藤謙さん
- Lesson3…「ハードルを越える!」…為末大さん(Deportare Partners代表)
当日は、Xiborgの義足も体験できるそうなので(80キロまでの体重制限あり)、生身の身体を凌駕する可能性を秘めた最新鋭テクノロジーをこの機会に体感しておきたいですね。
参加を希望する人は、会場別(大阪会場はこちら、東京会場はこちら)に申し込みを。
なお、参加費は親子1組につき9800円ですが、日本経済新聞社主催のイベントなので、隔日刊マーケティング専門紙「日経MJ」の購読料も含まれています。これはおトクですね!
【日経2020サポーターズクラブ「親子体験教室」】
- 主催:日本経済新聞社販売局
- 日時:大阪/2019年9月15日(日)、東京/9月28日(土)いずれも13時20分〜16時50分
- 会場:大阪/日本経済新聞社大阪本社1階「カンファレンスルーム」(大阪市中央区高麗橋1-4-2)、東京/「新宿住友スカイルーム」(東京都 新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル47F)
- 対象:親子
- 定員:それぞれの会場で親子50組100名(先着順)
- 受講料:親子1組/9800円(1名追加ごとに3000円の追加料金が必要)※いずれも税込、日経MJの購読料含む
- 申込締切:大阪/9月13日(金)10時、東京/9月27日(金)10時
◉提供:日本経済新聞社販売局