- 504shares
- Share on Facebook
- Share on Twitter
今後の指針となる中間評価
文部科学省は、2014年度に指定した全国56校の「スーパーグローバルハイスクール」(SGH)の取り組みについて、中間評価を発表しました。
SGHは、2014年度を皮切りに、2015年度に56校、2016年度に11校の計123校が指定されており、原則5年間の指定期間中、各校は毎年上限1600万円(2014年度)〜1000万円(2016年度)の支援を受けることができます。
【関連記事】2015年度に指定されたSGH56校
【関連記事】2016年度に指定されたSGH11校
今回の中間評価では、外部の有識者からなる「SGH企画評価会議協力者」が、2014年度指定校の2年目までの研究開発の進捗状況などを評価しており、「優れた取り組み」〜「指定校の解除が適当」まで6段階で評価。
- 優れた取り組み状況であり、研究開発のねらいの達成が見込まれ、更なる発展が期待される…4校>>
- これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される…16校>>
- これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成がおおむね可能と判断されるものの、併せて取り組み改善の努力も求められる…19校>>
- 研究開発のねらいを達成するには、助言等を考慮し、一層努力することが必要と判断される…15校>>
- このままでは研究開発のねらいを達成することは難しいと思われるので、助言等に留意し、当初計画の変更等の対応が必要と判断される…2校>>
- 現在までの進捗状況等に鑑み、今後の努力を待っても研究開発のねらいの達成は困難であり、スーパーグローバルハイスクールの趣旨及び事業目的に反し、または沿わないと思われるので、経費の大幅な減額または指定の解除が適当と判断される…0校
最低評価である「指定の解除が適当」はなかったものの、「いっそうの努力が必要」が15校、「計画変更などが必要」が2校あり、なかなか厳しい評価となった学校も。
各校が研究開発等の内容を見直し、効率的な実施を図ることを目的とした評価なので、今後はそれぞれの学校が評価を指標とし、さらなる価値のある取り組みにつなげていくことが望まれます。
では、さっそく各校の評価をみていきましょう。