【スーパーグローバルハイスクール】4校が最高評価獲得…14年度指定56校を6段階で中間評価

もう少し努力が求められる15校

【4】研究開発のねらいを達成するには、助言等を考慮し、いっそう努力することが必要と判断される(15校)

  • 北海道札幌開成高等学校・市立札幌開成中等教育学校
  • 札幌聖心女子学院高等学校
  • 青森県立青森高等学校
  • 群馬県立中央中等教育学校
  • 高崎市立高崎経済大学附属高等学校
  • 佼成学園女子中学高等学校
  • 公文国際学園中等部・高等部
  • 岐阜県立大垣北高等学校
  • 愛知県立旭丘高等学校
  • 三重県立四日市高等学校
  • 滋賀県立守山中学・高等学校
  • 京都市立堀川高等学校
  • 兵庫県立姫路西高等学校
  • 山口県立宇部高等学校
  • 熊本県立済々黌高等学校

北海道札幌開成高等学校・市立札幌開成中等教育学校

さっぽろ発「Think globally、 act locally」を実践するグローバル人の育成

  • 高校と中等教育学校の再編期にSGH事業を進めることについての問題点をとらえてはいるが、本事業の趣旨を再度考え、本来の目標が達成できるよう学校体制のみならず教育課程等も含めて再構築し、IBやSSHの取り組みとの整合性をとっていくことが必要である
  • 課題研究テーマを精選し、指導体制を整える必要がある
  • 今後は、課題研究を支える各教科の授業改善との関連で相乗効果を上げられるよう期待する

札幌聖心女子学院高等学校

Active Dialog -共生の実現へ-

  • 共生をテーマに、専門家からフィールドワークについての助言を受けるなど、探究活動を充実させる実践がなされており、評価できる。今後は、海外研修における課題研究の内容をさらに充実させ、成果が得られるように指導していく必要がある
  • 学校全体として本事業をよく理解した上で実践しているが、生徒の研究発表などは感想文にとどまっているため、この点に関して指導の工夫や改善が望まれる
  • 課題研究にどの程度の時間を割くのが適当であるか、生徒の負担を考慮しつつ全体的な整理も必要である

青森県立青森高等学校

ロジスティクス戦略を視野に入れた人材育成プログラムの研究開発

  • 学校全体としての取り組みや教員の意識の高さなど高く評価できる。いっぽうで、内容がまだ国内に向けられており、視野を世界に広げるような工夫が必要である
  • 講演会開催の目的が明確でなく、回数の多さや開催時期も集中しているうえ、一方的なインプットにとどまっているため、生徒にとって効果的になっていない点は改善が必要である
  • 今後、本取り組みで育成すべき資質・能力を具体的に確定し、それらの諸目標に対して、教員・保護者・協力企業や研究機関からの評価と、生徒自身の自己評価を実施する方策を検討する必要がある

群馬県立中央中等教育学校

「地球市民としての日本人」の育成を土台としたグローバル・リーダー育成

  • 中等教育学校の特徴を生かし、6年間を貫いた計画のもと探究的な取り組みが系統的に行われており、グループ研究、個人研究、学校行事については、大学・ 企業との連携を通じて、当初の計画以上に進んでいる点が評価できる。いっぽうで、国内外の大学との連携については、専門性の高い指導や高大接続の改善が必 要である
  • 学校の研究体制については様々な委員会等ができているが、真に機能するように、さらなる改革が必要である
  • 開発したカリキュラムが持続発展していくよう、教員の意識の共有化を一層進めることが必要である

高崎市立高崎経済大学附属高等学校

高・大・産連携による日本を牽引するグローバル・リーダーの基盤づくり

  • グローバルな経済活動という難しいテーマに取り組んでいることは大変いいが、国際的な企業活動を出発点にしつつも、その社会的な影響や課題など(たとえば、環境、経済格差、移民と労働者など)にも課題を広げ、生徒の関心を高めるよう工夫することが必要である
  • 指導体制・指導方法を研究のねらいに適したものにし、全校体制に広げ、改善することが必要である
  • 今後は、課題研究での探究のプロセスを、さらに生徒主体にしていくことを期待する

佼成学園女子中学高等学校

フィールドワークを通じた多民族社会における平和的発展の研究

  • フィールドワークや留学の取り組みによる完成度の高いテキスト「国際知識」を作成しており、評価できる。いっぽうで、対象クラスが限られているので、学校全体へ取り組みが広がることを期待する
  • 生徒が主体的・協同的に関わる探究活動の充実や探究のプロセスを意識して取り組んでいく指導体制に期待する
  • 全校体制での研究や、各教科での授業改善に向けて、さらなる改革が必要である

公文国際学園中等部・高等部

世界へ飛躍する為の総合学習と模擬国連を軸としたグローバルリーダー育成

  • 生徒全員が参加する授業の開発は評価できるため、今後はその質の向上を図るとともに、教員間の温度差について速やかに最善策を議論し、改善を図ることが必要である
  • 今後は、教員間の格差を改善した上で、全教員体制で生徒の学びを支援することが望まれる
  • 報告書等の記述が印象評価的であり、事実や根拠に基づいて評価するという視点がやや弱いため、改善が望まれる

岐阜県立大垣北高等学校

清流の国ぎふ アジアを学び世界をつなぐ1600人のリーダー育成

  • 多様なプログラムを提供して、生徒の主体的な学びを引き出そうとしている点、また各種のアンケートで意識調査を緻密にしようとしている点が評価できる
  • 課題研究のテーマが拡散しすぎ、テーマにローカルな特色が示されていないため、フィールドワークが企業や研究機関への訪問に留まり、生徒たちにとってローカル性と具体性のある体験・調査などの活動となっていないので、改善が望まれる
  • 今後の課題として、海外フィールドワークを探究活動と一層結びついたものにする必要がある

愛知県立旭丘高等学校

日本再興戦略を支える若手グローバル・リーダー育成に関する研究開発

  • 挑戦的な取り組み構想に基づく展開であるが、難しい取り組みであるだけに、一層の熱意と全校的な取り組み体制の構築や研修などによる改善が望まれる
  • 地歴公民科、英語科以外の教員がどのように関わっているのか、通常の授業にどのような変化が見られたのかが不明であり、今後、改善が必要である
  • 今後は、構想調書にある「国際バカロレアの趣旨を踏まえた」という点をより明確にしつつ推進することが望まれる

三重県立四日市高等学校

三重・四日市から世界へ!新たな価値を創造する国際人育成プログラム

  • カリキュラムの整合性を高め、目指す人材育成プロセスのさらなる明確化をはかっていく必要がある
  • 若手教員を積極的に参画させ、継続的な取り組みとして学校文化の土壌を構築することを期待したい。また、管理機関である教育委員会の支援について、さらなる積極性が必要である
  • 今後生徒の学びを確かなものにしていくため、学校全体で取り組んでいけるような体制づくりが望まれる

滋賀県立守山中学・高等学校

持続可能な社会を実現する守山プロジェクト

  • 独自テキストを作成しており、総合的な学習の時間や各教科で使用している点が評価できる
  • 外部との連携をはじめ、実践は意欲的であるが、成果と課題を丁寧に分析し、改善の方向性を明らかにしていくことが必要である
  • 課題研究とフィールドワークが乖離しているようである。たとえば進学先訪問や、職場見学はフィールドワークではないため、探究の過程に組み込めるよう内容を改善する必要がある

京都市立堀川高等学校

「しなやかさ」と「したたかさ」を備えた青年の育成

  • 優れた教材開発、授業実践が行われている点は高く評価できる
  • 全体的に生徒の主体性をもとに、生徒自らの意欲に頼る形式であるため、参加する生徒の数が限定的である。今後は、学校としての取り組みとなるよう工夫していく必要がある
  • 生徒の自主ゼミ型カリキュラムはグローバル人材育成教育として優れた方針である。いっぽうで、たとえば、アジアへの関心を高めることなど学校の意図的な 教育指導体制も重要である。とくに、京都大学との包括協定をアジアという視点から活用することも有効であり、今後工夫していく必要がある

兵庫県立姫路西高等学校

リベラル・アーツプロジェクト ~世界に飛翔するグローバル・リーダーの育成~

  • SGHの対象生徒については、概ね成果が見え始めているため、今後も国内外の大学や企業と連携を進めながら、SGHの取り組みを拡充していけば、成果が期待できる
  • 各学年7クラスのうちSGH対象生徒が2クラスの生徒であるため、SGH対象外生徒への広がりについて工夫が必要である
  • 探究が机上の空論に終わることのないよう、今後は現地調査、実験や試行錯誤など、体験的な活動がなされることを期待する。またこれらの取り組みによっ て、生徒の成長が示されていることを校内の教員で共有すること、対象生徒の成果が対象外の生徒たちに波及するよう配慮することなどの工夫も必要である

山口県立宇部高等学校

やまぐち発!地域から世界を見る広い視野と高い志を育成するプログラム

  • 自発的に見通しを持って行動し、論理的に表現できる生徒が増えている点については評価できる
  • SGH対象の生徒とSGH対象外の生徒の比較では、多くの項目でほとんど差異が認められない取り組み結果となっており、改善が必要である
  • 着実に計画が実施され、一定の成果が出ていることは評価できる。いっぽうでアウトリーチの持続可能性について不安が残るため、この点を工夫する必要がある。また、大学との連携をさらに活性化するなどの工夫も必要である

熊本県立済々黌高等学校

国際的素養を備え世界をリードする済々多士教育プログラムの開発

  • ひとつひとつの取り組みは質の高いものであるが、それらの間の連携がやや弱い。また、SGH対象生徒が少ない上、テーマが多岐にわたり、探究型の活動が実施できているのかが不明確である。今後のグループ体制での取り組みなどに期待する
  • 多くの学外講師を迎え、学外機関との連携を図っている点は評価できるが、そのいっぽうで教員による指導の姿があまり見えないため、今後はこの点の改善が必要である
  • ディベートなどを通しての英語運用能力の向上と課題研究との関係が不明確である点など、改善が必要である

計画の変更などが必要となる2校>>

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