ユネスコスクールの活動を金銭的に支援
「公益社団法人日本ユネスコ協会連盟」(東京・渋谷区)は、「ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト」助成校75校程度を、2021年1月8日(金)まで募集しています。
ユネスコスクールとは、国際連合教育科学文化機関「ユネスコ」が掲げる「平和や国際的な連携」といった理念を実践する学校で、日本には小・中・高校・教員養成学校を合わせると1120校が加盟しており、世界の約1割を占めるそうです。
国際的なネットワークでもあるので、ユネスコスクールに加盟することで、国内外のユネスコスクールと交流する機会が得られたり、さまざまな研修会に参加できるといったメリットがありますが、現在はその数の多さからユネスコスクールとしての質が維持されているかの検証をするために、新たな認定校申請がストップしています。
持続可能な開発のための教育活動を助成
この「SDGsアシストプロジェクト」は、それらのユネスコスクールを対象に、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、ユネスコスクールが取り組む持続可能な開発のための教育「ESD=Education for Sustainable Development」の活動費用を助成するというもの。
これまで全国973校の活動を支援しており、昨年度(第11期)は計65校を支援。第12期では、1校あたりの助成額は上限10万円枠で70校程度、上限30万円枠で5校程度を募集。
この助成金は、講師招へいのための費用や他校との交流に関わる費用など、ユネスコスクールでの活動を広げるために使用することができます。
なお、過去の事例として、世界自然保護基金ジャパンの専門家を講師として招き勉強会を開催した学校では全校生徒が持つマイバッグを作成したり、他地域との学校交流を企画した学校では、生徒たちが地元の文化や伝統に触れ愛着を深める結果となったそうです。
詳細は、「ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト」サイトで確認を。
【ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト】
- 主催:公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
- 対象:国内のユネスコスクール加盟校
- 助成金額:上限10万円枠/70校程度、上限30万円枠/5校程度
- 応募期間:2020年12月7日(月)〜2021年1月8日(金)正午 ※データ提出のみ