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【国連ユース・ボランティア】国連関連機関で5ヵ月間現地での活動に参加できるプログラム

国際舞台で活躍する学生ボランティア

開発途上国でのボランティア活動と、異なる環境で育った人々と協働し生活することを通じて、異文化適応力、コミュニケーション能力、外国語力、主体性といったグローバル人材として必要な資質を育む…

「グローバル人材育成」が急務となっている日本で、学生にとっても国際社会においてもメリットのある場として「国連ユース・ボランティア」が注目されています。

日本においては、2013年6月に「国連開発計画」(UNDP)の下部組織「国連ボランティア計画」(UNV)と関西学院大学が「国連ユース・ボランティア・パイロット事業」に関して締結。

「国連ボランティア計画」による、国連ユースボランティアについて説明しているページ。
「国連ボランティア計画」による、国連ユースボランティアについて説明しているページ。

このプログラムは、外務省から拠出金をうけUNVが管理している「日本信託基金」から60万ドルが支出され、13~14年の2年間限定で実施されています。

関西学院大学は、国内5大学(明治学院、上智、明治、東洋、立教)とも連携し、国内6大学から選出された大学生をUNVが国連ユース・ボランティアとして派遣。

派遣される学生は、教育や環境、保健衛生、情報通信技術などの分野で約5ヵ月間、国連や政府機関、NGO、現地の人々とともに業務に従事します。

13年度は、12名の学生がカンボジア、ネパール、バングラディシュ、東ティモール、ベトナム、ウクライナ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、サモア、フィジー、エチオピア、ケニア、ルワンダの12ヵ国に、13年9月から5ヵ月間にわたり派遣されました。

14年度の受け入れ機関は、UNVの現地事務所、UNDP、国連ハビタット、UNウィメンで、おもな業務は下記のような内容となっています。

  • ユース・プログラム支援…イベントの企画、立案、運営補助、関係者との打ち合わせ、議事録作成、調整業務
  • ナレッジ・マネジメント…各種統計データのまとめと管理、データベースの作成と運用管理
  • コミュニケーション…動画・画像編集、Webサイト構築・運営、子法媒体の情報収集、ニュースレター作成、フォトギャラリー管理
  • プログラム・アシスタント…社会調査の実施と分析補助、定期報告書に作成補助、プロジェクト関係者との打ち合わせ

どうすれば参加できる?

このプログラムに参加できるのは先の6大学の学生に限られ、各大学の書類選考および面接を経て、学内推薦候補に選ばれなければなりません。

14年度の申し込みは4月中旬に締め切られましたが、応募には「グローバル人材育成プログラム」(明治大学、立教大学)などの履修を義務づける大学も。

また、明治大学では書類選考にあたり、下記の条件を満たす必要がありました。

  • TOEFL ITP 500点以上(TOEFL iBT 60点以上、TOEIC 585点以上、IELTS 4.5点以上)に相当する英語力を有すること
  • 開発途上国への2週間以上の渡航経験(旅行、ボランティア活動など)を持つことが望ましい
  • 国内外でのボランティア経験があることが望ましい
  • 最低限のICTスキル(Word・Excel・PowerPoint)を有することが望ましい
  • 円滑に共同作業ができること

学内で選ばれた候補者は、希望する国際機関の現地スタッフと電話インタビューのうえ、派遣が決定。電話インタビューでは「あなたにとってのボランティアとはなんですか?」といった質問があったようです。

費用と派遣先について

気がかりなのは、海外で5ヵ月間を過ごすための費用と、派遣される国の治安。

渡航費や現地生活費などを含む参加費は、外務省およびUNDPにより負担されます。

また、派遣国の治安は比較的よく、国連職員が家族と共に転勤が可能な地域に指定されているため、安心して参加できます。

活動内容に関しては、国連や国際機関などからの国際的援助を目的としたものも多く、将来的に国連職員を目指す学生には得るものが多いプログラムとなるはず。

また、活動を通じて得られる人脈もこのプログラムの魅力のひとつでしょう。

14年度の派遣学生はすでに決定し、14年9月から15年2月まで現地にて活動を行う予定となっています。

文/星和也(明治大学法学部)


【国連ユース・ボランティア・パイロット事業】

  • 主催:国連ボランティア計画、関西学院大学
  • 実施期間:2013〜14年

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