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2021年度を見据えた講座を開発
「Z会」(静岡県駿東郡)は、2021年度の入試改革を踏まえた中高生向け学習サービス「Z会 Asteria(アステリア)」を、2017年3月より提供開始します。
同社は、同時期に21世紀的基盤学力を測るテスト「リファール」を導入予定ですが、この「アステリア」も新大学入試の意図をふまえた推薦入試や、英語の外部試験を活用したAO入試に有効であるとし、2021年度の大学入試改革を見据えての導入となります。
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アステリアは、まずは2017年3月に「英語4技能講座」(中学生~社会人)と「数学新系統講座」(中学生~高校生)を開始し、「総合探究講座」(中学生〜)を含む3つの講座を提供する予定。
講座は「無学年制」を特色としており、英語4技能講座と数学新系統講座は「アダプティブ学習」で、受講者に合ったスタート地点から学習を開始することが可能。
総合探究講座は、中学入学レベルの前提知識があれば受講可能とのことです。
なお、アダプティブ学習機能は、2015年7月に業務提携した「Knewton社」(米国ニューヨーク)が共同開発。
講座を受講するには、専用アプリをダウンロードしたiPadのほか、イヤホンとiPadに書き込みするためのスタイラスペンも必要となります。
英語講座はレアジョブと開発
「英語4技能講座」は、オンライン英会話サービス事業を運営する「レアジョブ」(東京都・渋谷区)と共同で開発。
Z会グループを率いる「株式会社増進会出版社」とレアジョブは、2016年2月にオンライン英会話サービスの共同販売、英語教育サービスの共同開発に関する業務提携契約を結んでいます。
学習では、「CEFR」(ヨーロッパ言語共通参照枠)を日本式に開発した枠組み「CEFR-J」に準じて設定されている「Can-do(○○ができるようになる)」に基づき、 各レベルで求められる「聞く・読む・書く」の知識を教材で身に付けたあと、 レアジョブの専用レッスン内で外国人講師と話して、 実際に使うことができるか確認するしくみとなっています。
【Z会Asteria】
- 運営:Z会
- 開始:2017年3月
- 対象:中学生、高校生
- 講座:英語4技能講座、数学新系統講座、総合探究講座