受検のために使用した教材
S.S.さんのように英語を伸ばしていった6人の合格者たち。それぞれの「合格までのリアル」はこちらにまとめています:→ 英検準1級、合格までのリアル|6人の中高生に共通していた“学び方”とは
「英語は、続けるほど自信になる。」
英語教育に力を入れる学校で、毎日の単語テストと仲間との励まし合いを積み重ね、中学2年の冬に英検準1級に合格したS.S.さん。
塾に頼らず、自分の努力で目標を達成したその背景には、“英語を好きでい続ける工夫”がありました。
英語との出会いと学校の環境
英語との出会いは4歳。家庭に英語の先生が来て、母や兄といっしょに会話を楽しんだのがきっかけです。
小1から英語塾に通い、小4で英検4級を取得。その後、中学受験を経て英語教育に特化した中高一貫校に進学。
県内トップ校にも合格していましたが、「これからの時代に必要なのは英語力」と考え、新設校に進みました。
学校では「中3までに英検準1級を取得」を目標に掲げ、合格後はTOEFL学習に進むカリキュラム。国語と社会は日本語、理数は週4コマ中2コマを英語で実施。英語授業はすべてオールイングリッシュです。
クラスでは中3になる前に全員が英検2級に合格、さらに3分の1が準1級取得。同級生の半分は中学から英語を始めた生徒でしたが、段階的にステップアップしていました。
📘 詳細な日程や出題形式、大学入試での活用法は 👉 英検完全ガイド をチェック!
ステップアップの軌跡
| 学年 | 英検級 | コメント |
|---|---|---|
| 小4 | 4級 | 英語学習のスタートライン |
| 中1 | 3級・準2級 | 英検への本格挑戦 |
| 中2 | 2級(7月)・準1級(2月) | 憧れの壁を突破! |
放課後には週1回の英検対策講座(60分)、準1級受験者は100分の特訓クラスに参加可能。学校全体で“英検を取る文化”が根づいています。
準1級に挑戦しようと思った理由
「2級までは順調だったけど、準1級の単語を見た瞬間“これは別世界だ…”と思いました。」そう話すS.S.さんに転機が訪れたのは中2の夏。
同じレベルだと思っていた友人が、夏休みの海外研修後に準1級に合格。
S.S.さん悔しくて、私もやるって決めたんです
11月の試験では惜しくも合格点マイナス20点。その後、冬期講座で弱点を克服し、試験前の2日間は英語漬けに。
リスニングやTEDを何度も聞き込み、翌年2月、ついに合格をつかみました。
単語を制する者は、準1級を制す
S.S.さんがとくに力を入れたのが語彙力。
学校では毎朝20〜30単語のテストがあり、週100語ペースで覚える仕組み。不合格なら再テスト。学期末には数百語の総まとめテストも実施されます。



“でる順パス単”を完全に覚えたのはこのおかげ。大問1の語彙問題で苦労しなくなりました
リスニング&試験直前の工夫
リスニングは、公式問題とTEDを繰り返し聞き込みました。



英語をたくさん聞いていると、“あ、聞こえた!”って瞬間があるんです。そこを超えたら一気に楽になる
試験直前の金曜と土曜は、部屋にこもって英語だけを聴く集中モード。「正直、あの2日間がなかったら受かってなかったと思います。」
合格後に見えた新しい目標
学校は「英語は将来の武器」という理念のもと、プレゼン・ディベート・スピーチなど実践重視。同じ目標を持つ友人たちとの励まし合いと競争心が、大きな原動力になりました。
「準1級を取って、“やっと自由になれた”感じがしました。」英検勉強に縛られていた時間を、新しい挑戦に使いたい。
次の目標は、高1のうちに英検1級取得。この夏は海外ボランティアにも挑戦予定。



準1級があると海外プログラムに応募しやすい。合格がゴールじゃなく、“次のステージの入り口”なんです
🔗 関連リンク
他の5人の合格者のストーリーも読む
👉 英検準1級、合格までのリアル|6人の中高生に共通していた“学び方”とは








参加するのにも有利になる!