千葉御三家へ進学する生徒も
2009年の開校時、日本初の「小学校の卒業資格が得られる」インターナショナルスクールとして話題となった「幕張インターナショナルスクール」(MIS)。
2006年の「千葉国際教育特区」制度を活用し、千葉市が1億円、千葉県が4億円を出資して公設民営で設立。
日本の学習指導要領に沿いながらも、帰国生や外国籍の子どもたちとともに、国際的な環境のなか英語で学ぶことができる学校として注目されています。
生徒の65パーセントは帰国生の日本人の子どもたちで、残りは二重国籍もしくは外国籍の子どもたちとなるそう。
K1〜K3の「キンダーガーテン」(幼稚園)、G1〜G6の「エレメンタリースクール」(小学校)で構成され、幼稚園は1クラス20名、小学校は1クラス24名。1学年最大2クラスとなります。
学校の授業は、国語(日本学習)の時間を除きすべて英語で行なわれます(「英語イマージョン教育」)。
入学試験は前年秋に実施されますが、編入は随時受け付けています。
中学校以降を創設する予定はないとのことなので、気になるのは小学校卒業後の進路。
2013年3月に2期生が卒業しましたが、入試結果を見てみると、千葉の御三家「市川学園市川中学校」に5名、「渋谷教育学園幕張中学校」に4名、「東邦大学附属東邦中学校」に1名が合格。
都内の中学は「かえつ有明中学校」13名、「広尾学園中学校」4名、「江戸川女子中学校」2名。
そして、インターナショナルスクールは「ケイ・インターナショナルスクール」2名、「西町インターナショナルスクール」、「クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン」、「東京インターナショナルスクール」にそれぞれ1名ずつとなっています。
【幕張インターナショナルスクール】
- 住所;千葉県千葉市美浜区若葉3-2-9
- 開校:2009年4月
- 定員:幼稚園/40名(1クラス20名×最大2クラス)、小学校/44名(1クラス24名×最大2クラス)
- 年間学費:キンダーガーテン/120万円、小学校/150万円(別途入学金/20万円、施設維持費/40万円)