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公立小学校におけるイマージョン教育
英語をはじめとする他言語環境で教科を学び、言語修得を目指す「イマージョン教育」は、グローバル教育を考えているファミリーにとって魅力的な教育法のひとつですよね。
公立小学校におけるイマージョン教育校として知られているのは、「岡山市立石井小学校」。
2005年に、英会話を通してコミュニケーション能力を高め、国際的視野を持つ日本人を育成するべく、岡山市の「イマージョン教育推進モデル校」に指定。
13年度は、1〜4年生の図工でイマージョン教育を実施しています(各学年週1〜2回)。
授業は、文部科学省検定済教科書に沿って行われ、外国人講師(3名在籍)や学級担任が担当。授業中、児童は日本語・英語のどちらで発言してもいいそう。
図工以外にも、英語活動(週1時間)、「イングリッシュタイム」(週4回)、「Happy Break Time」(1、2年生のみ。隔週で1回25分)も採用(5、6年生は、週1時間「外国語活動」、週4回「イングリッシュタイム」を実施)。
また、給食時に外国人講師による「英語生放送」をテレビで流したり、学区の夏祭で「イマージョンアトラクション」を披露するなど、イマージョン教育の効果を高めるさまざまな工夫も盛り込んでいます。
日常的な学校生活においてナマの英語に触れられる機会を用意している同校は、他の公立校に通わせている親にとっても、かなりうらやましい環境。
英語への意欲やグローバルな世界への好奇心を育む「イマージョン教育」がより多くの公立校で導入されると、日本の英語教育もずいぶん変化していくのではないか…と期待せずにいられませんね。
【岡山市立石井小学校】
- 住所:岡山県岡山市北区寿町2-8
- 児童数:約330名