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【4学期制】国際標準に合わせることで競争力を高める…早稲田に続き、慶応と東大で導入決定

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4学期制を導入し、国際的競争力を高めよ

これまでほとんどの日本の大学では、「前期」(4〜8月)と「後期」(9〜2月)からなる学期制を採用してきましたが、ここにきて有力大学が続々と「4学期制」導入を検討しています。

まずは、2013年春に「早稲田大学」が政治経済学部や商学部など6学部、11大学院、2機関、合計465クラス(385科目)で「クオーター制」(4学期制)を導入。

早稲田のクォーター制のスケジュールイメージ。

早稲田大学が採用している、クォーター制のスケジュールイメージ。

2013年7月には、「慶応大学」が2014年度から従来の2学期制と並行して4学期制導入を、「東京大学」も2015年度末までに全学部で導入することを決定しました。

早稲田と慶応はいずれも前期と後期をそれぞれ2分割し、1学期2ヵ月(8週間)ごとの単位取得も可能に。これまで週1回だった授業を週2回行うなどして、集中的に学ぶことが可能になります。

東大では、学部ごとに、1)1学期を4、5月、6~8月を夏休みにして、残りを第2〜4学期とする、2)これまでの2学期をふたつに分割するという2案を検討していくそう。

4学期制に移行するメリットは、学生が留学しやすい環境を整えると同時に、海外からの外国人学生も受け入れやすくなること。

「グローバル人材育成」に必要とされる資質や能力を身につける機会を与え、大学の国際競争力も高めることができます。

欧米の多くの大学では、9月に新学期がスタートし5月に終了(夏休みは6〜8月)。

欧米の有名大学が主催するサマープログラムに参加したくても授業日程がかぶっていましたが、4学期制による単位調整が可能になれば、2学期と夏休みを組み合わせることで短期留学する学生も増えることが予想されます。

大学の国際化は緊急の命題となっていますが、今後は北海道、東北、一橋、慶応、大阪、九州などの各大学も検討していくそう。

主要大学が率先して変革していくことで、日本の大学全体も4学期制に移行していくことになりそうです。

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