未来の自分を言葉にする3日間進路デザイン9月講座

グローバル進路図鑑 #07 | 理系の好奇心が伸びる都心のSTEMスクール:ローラス・インターナショナルスクール

グローバルエデュは、親子で“納得できる進路選択”を応援する教育メディアです。2025年より海外進学ラボを新設し、Q&Aライブラリや進路相談、イベントを通じて、海外進学を目指す中高生と保護者をサポートしています。

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ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンスって?

未来を変革するイノベーターを育てる、都心のSTEMインターナショナルスクール「ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス(Laurus International School of Science)」は、STEM教育を軸に据えた、日本で数少ないサイエンス系インターナショナルスクールです。

初等部から高等部までの生徒が通う芝キャンパス。同じビルの階下に、芝国際中高も入居している

ケンブリッジ国際カリキュラムをベースに、探究・プロジェクト型の学びを日常に取り入れ、子どもたちが「なぜ?」を持ち続けられる環境づくりに力を入れています。

この夏、高等部も開校し、一貫教育校へ

2023年4月には、初等部と中等部が港区芝の新校舎に移転。2025年夏には高等部も開設され、1歳半から高校卒業までを見据えた一貫教育体制が整っています。

創設者の日置夫妻は、日本の教育が変化のスピードに追いついていないという課題意識から、2001年に前身となるスクールを立ち上げました。以降、「自分で考え、社会に貢献できる力」を育むことを目標に、都内8校を展開しています。

ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス

設立年2001年(前身校)/2023年に初等・中等部が港区芝へ移転
所在地東京都港区(初中高等部)+都内と川崎に8校(プリスクール・キンダーガーテン)
対象年齢/学年1歳半〜高等部
認定・カリキュラムケンブリッジ国際カリキュラム、ローラス独自STEMプログラム
クラス編成少人数制(プリスクール:1クラス約20名+複数スタッフ)
生徒構成約1500名(都内9校合計)、日本人多めだが多国籍構成
学費(2025-2026)1,970,000円~2,480,000円(初等部~高等部) ※教材費・制服・バス等は別途
出願期間通年受付(年齢・空席状況に応じて選考あり)入試:面接・英語/算数試験など

「問い」からはじまる学びと国際基準のカリキュラム

ローラスの教育は、子どもの「なぜ?」を起点にした探究型学習が軸。科学的な視点で物事を捉え、自ら考えて答えを導く力を育みます。

核となるのは、プロジェクト型学習(PBL)とケンブリッジ国際カリキュラム、そしてSTEM教育

海外進学ラボ

年齢に応じて問いを立て、観察や実験を通じて思考を深めるプロセスを重ねながら、論理的思考力・発信力・創造力を養っていきます

芝キャンパスのライフライブラリー

たとえば初等部以降は、ScratchやPythonなどを使ったプログラミング学習や、起業家教育(Entrepreneurship)も取り入れ、日常的に社会課題に対する自分なりの解決策を考え発信する機会があります。

中等部になると、企業や専門家と連携したフィールドスタディロボットコンテスト数学の国際大会といった課外の挑戦も活発。教室の外へと学びを広げながら、グローバルな視点で考える力を育てています。

カリキュラムについて

学年に応じたカリキュラムは以下の通り。

  • Preschool・Kindergarten(1歳半〜6歳)
     英語環境で好奇心を刺激しながら、自立心・サイエンス的思考・表現力を育成
  • Primary School(6歳〜11歳)
     STEMとケンブリッジプライマリーカリキュラムを併用し、探究力と課題解決力を強化
  • Lower Secondary School(11歳〜14歳)
     実社会とつながる実践的なPBL、AS/Aレベルへ向けた準備を通じて、グローバルな教養を深化
  • Upper Secondary School(14歳〜18歳)
     IGCSEとAS/Aレベルで学び、大学進学への準備をし、専門的な内容を習得
海外進学ラボ

AS/A Levelsにも対応しており、海外大学進学も視野に入れた一貫教育を実現しています

初等部の制服
中等部の制服
高等部の制服

放課後や長期休暇も「学びの場」

ローラスでは、授業外のプログラムも充実。放課後には教育版マインクラフトサイエンスなどのSTEMコンテンツを中心としたアフタースクールを開講(校舎により異なる)。内部生はもちろん、外部からの参加も可能です。

また、夏休み・冬休み・春休みには、サイエンスキャンプや短期集中型のワークショップも多数開催。日常の学びをより深める場として、季節ごとのアクティビティが用意されています。

学校生活と校舎

プリスクールとキンダーガーテンを備えた幼児対象スクールは、すでに都内を中心として8校(青山・自由が丘・武蔵小杉・武蔵新城・白金台・高輪・月島・文京)を展開。

そして、初等部から高等部の生徒まで通う港区の芝キャンパスは、学年ごとに異なるテーマで設計されたフロア構成が特徴です。

港区・芝の活気あふれる新校舎。初等部校長のChris先生と、初等部の生徒たち

たとえば初等部の「OCEAN」フロアにはアクアリウムに魚とサンゴが実際に展示されており、ライフライブラリーには多様な植物が配されるなど、学びに触れられる空間づくりがなされています。

また、ローラスのビルフロア階下にある芝国際中学・高校と連携し、部活動やイベントでの交流も実施。都市の中心でありながら、日常的に異年齢や異文化との接点を持てることも、Laurusの特徴です。

入学に必要な英語力・手続き

Preschool/Kindergartenでは、子どもの行動観察と保護者面接(英語または日本語)を実施。

Primary Schoolでは英語(読み・書き・会話)のテスト、Secondary Schoolでは英語と算数の試験+英語エッセイ+英語面接が必要です。

出願は通年受付。説明会参加後、願書・健康診断書・成績表・推薦状などを提出。
考査料(1万~2万5000円)を納めると、個別に試験日が案内され、結果は2週間~1カ月程度で通知されます。


Laurusが“海外進学ラボ”視点で注目の理由

  • STEM×ケンブリッジによる一貫探究学習
  • 感性を育てるデザイン性の高い校舎
  • 未就学児まで都内複数校で継続学習
  • 将来はAS/A Levelsで海外進学も視野に

ローラスは、すでに答えが決まった問いを解く力ではなく、問いを立て、自ら探究する力を育む学校です。未来に必要な「考え抜く力」や「他者と協働する力」は、幼少期の学びの姿勢で大きく育ち方が変わります。

海外進学ラボ

都市のまんなかで、子どもの「なぜ?」に寄り添う場所を探しているなら、Laurusの環境はひとつの選択肢になるかもしれません

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