探究×対話×AI夏の進路デザイン3日間講座 8/1〜

日本発グローバル進路図鑑 #07 | 好奇心を伸ばす都心のSTEMスクール:ローラスインターナショナルスクール

グローバルエデュは、親子で“納得できる進路選択”を応援する教育メディアです。2025年より海外進学ラボを新設し、Q&Aライブラリや進路相談、イベントを通じて、海外進学を目指す中高生と保護者をサポートしています。

Contents

ローラスインターナショナルスクールって?

科学するまなざしを育てる、都心のSTEMインターナショナルスクール「ローラス・インターナショナルスクール(Laurus International School of Science)」は、STEM教育を軸に据えた、日本で数少ないサイエンス系インターナショナルスクールです。

キンダーから高等部までの生徒が通う芝キャンパス。同じビルの階下に、芝国際中高も入居している

ケンブリッジ国際カリキュラムをベースに、探究・プロジェクト型の学びを日常に取り入れ、子どもたちが「なぜ?」を持ち続けられる環境づくりに注力しています。

この夏、高等部も開校し、一貫教育校へ

2023年4月には、初等部と中等部が港区芝の新校舎に移転。2025年夏には高等部の開設され、1歳半から高校卒業までを見据えた一貫教育体制が整っています。

創設者の日置夫妻は、日本の教育が変化のスピードに追いついていないという課題意識から、2010年に前身となるスクールを立ち上げました。以降、「自分で考え、社会に貢献できる力」を育むことを目標に、都内8校を展開しています。

ローラスインターナショナルスクール

設立年2001年(前身校)/2023年に初等・中等部が港区芝へ移転
所在地東京都港区(初等・中等部)+都内8校(プリスクール・キンダーガーテン)
対象年齢/学年1歳半〜高等部
認定・カリキュラムケンブリッジ国際カリキュラム、ローラス独自STEMプログラム
クラス編成少人数制(プリスクール:1クラス約20名+複数スタッフ)
生徒構成約1500名(都内9校合計)、日本人多めだが多国籍構成
学費(2025-2026)1,970,000円~2,480,000円(初等部~中等部) ※教材費・制服・バス等は別途
出願期間通年受付(年齢・空席状況に応じて選考あり)入試:面接・英語/算数試験など

問い」からはじまる学びと国際基準のカリキュラム

ローラスの教育は、子どもの「なぜ?」を起点にした探究型学習が軸。科学的な視点で物事を捉え、自ら考えて答えを導く力を育みます。

核となるのは、プロジェクト型学習(PBL)とケンブリッジ国際カリキュラム、そしてSTEM教育

海外進学ラボ

年齢に応じて問いを立て、観察や実験を通じて思考を深めるプロセスを重ねながら、論理的思考力・発信力・創造力を養っていきます

芝キャンパスのライフライブラリー

たとえば小学部以降は、ScratchやPythonなどを使ったプログラミング学習や、起業家教育(Entrepreneurship)も取り入れ、社会課題に対する自分なりの解決策を企画・発信する機会が日常的にあります。

中等部になると、企業や専門家と連携したフィールドスタディロボットコンテストディベート大会といった課外の挑戦も活発。教室の外へと学びをひらきながら、グローバルな視点で考える力を育てています。

カリキュラムについて

学年ごとに応じたカリキュラムは以下の通り。

  • Preschool・Kindergarten(1歳半〜6歳)
     英語環境で好奇心を刺激しながら、自立心・サイエンス的思考・表現力を育成
  • Primary School(6歳〜11歳)
     STEMとケンブリッジプライマリーカリキュラムを併用し、探究力と課題解決力を強化
  • Middle School(11歳〜14歳)
     実社会とつながる実践的なPBL、AS/Aレベルへ向けた準備を通じて、グローバルな教養を深化
海外進学ラボ

さらに、将来的にAS & A Levelsにも対応予定で、海外大学進学も視野に入れた一貫教育を実現しています

プライマリーの制服
中等部以上の制服

放課後や長期休暇も「学びの場」

ローラスでは、授業外のプログラムも充実。放課後には教育版マインクラフトロボット工学などのSTEMコンテンツを中心としたアフタースクールを開講(校舎により異なる)。内部生はもちろん、外部からの参加も可能です。

また、夏休み・冬休み・春休みには、サイエンスキャンプや短期集中型のワークショップも多数開催。日常の学びをより深める場として、季節ごとのアクティビティが用意されています。

学校生活と校舎

プリスクールとキンダーガーテンを備えた幼児対象スクールは、すでに都内を中心として8校(青山・自由が丘・武蔵小杉・武蔵新城・白金台・高輪・月島・文京)を展開。

そして、キンダーガーデンから高等部の生徒まで通う港区の芝キャンパスは、学年ごとに異なるテーマで設計されたフロア構成が特徴です。

港区・芝の活気あふれる新校舎。初等部校長のChris先生と、初等部の生徒たち

たとえば初等部の「OCEAN」フロアにはサンゴが展示され、ライフライブラリーには多様な植物が配されるなど、学びと感性が結びつく空間づくりがなされています。

また、ローラスのビルフロア階下にある芝国際中学・高校と連携し、部活動やイベントでの交流も実施。都市の中心でありながら、日常的に異年齢や異文化との接点を持てることも、Laurusの特徴です。

入学に必要な英語力・手続き

Preschool/Kindergartenでは、子どもの行動観察と保護者面接(英語または日本語)を実施。

Primary Schoolでは英語(読み・書き・会話)のテスト、Middle Schoolでは英語と算数の試験+英語面接が必要です。

出願は通年受付。説明会参加後、願書・健康診断書・成績表・推薦状などを提出。
考査料(1万~2万5000円)を納めると、個別に試験日が案内され、結果は2週間~1カ月程度で通知されます。


Laurusが“海外進学ラボ”視点で注目の理由

  • STEM×ケンブリッジによる一貫探究学習
  • 感性を育てるデザイン性の高い校舎
  • 幼児〜中等部まで都内複数校で継続学習
  • 将来はAS & A Levelsで海外進学も視野に

ローラスは、すでに答えが決まった問いを解く力ではなく、問いを立て、自ら探究する力を育む学校です。未来に必要な「考え抜く力」や「他者と協働する力」は、幼少期の学びの姿勢で大きく育ち方が変わります。

海外進学ラボ

都市のまんなかで、子どもの「なぜ?」に寄り添う場所を探しているなら、Laurusの環境はひとつの選択肢になるかもしれません

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